「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
木の家づくりで大切なポイントのひとつが「屋根まわり」です。
屋根は雨や風、日差しから家を守るだけでなく、使用する素材によって家の印象が変わってきます。
京都市右京区「F邸新築工事」は風致地区に建つ家で、いぶし瓦の屋根と軒裏化粧で杉を使用しています。
今回のブログではそんな「F邸」の屋根周りについてご紹介させていただきます。
軒先は饅頭瓦、杉の垂木、桧の広小舞、そして杉の化粧軒天が見える仕上がりになっています。
木材は京都府産材を使用しており、地域の資源を活かした家づくりとなっています。
妻側屋根の端部に桧の破風(屋根の側面や端を覆う板のこと)を取りつけています。
桧の破風は屋根周りに木の家らしい温かみと重厚感をプラスしつつ、
雨や風の吹き込みから軒先を守る役割も担っています。
屋根材には、落ち着いた雰囲気を持ついぶし銀瓦を使用しています。(風致地区であり特にこの辺りの町並みには、この瓦は不可欠です)
F邸は大屋根と下屋で大きな屋根面積となっているため、瓦の施工には約3週間を要しました。
真夏の炎天下、一枚ずつ丁寧に瓦を葺いてくださった職人さんたちには感謝の気持ちでいっぱいです。
周囲の建物も同じような落ち着いた色の瓦が多く、街並みに調和した様子が分かります。
F邸は風致地区に指定されているため、外観に使用する素材や色味は京都市の条例に基づいて選定、ご提案をしています。
一見すると制約が多いように感じますが、そのおかげで歴史ある京都の景観が守られ、廻りの環境も自然とよくなります。
京都市右京区「F邸新築工事」のブログ
京都市右京区「F邸新築工事」工事が始まりました。
京都市右京区F邸新築工事「京都府産材を使った木の家上棟しました。」
今回のブログに関連するコラムはこちらをご覧ください
竹内工務店の「京の木の家」
最終更新日:2025年9月11日投稿日:2025年9月11日