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京都市左京区「マンションリノベーション工事」~木工事が進んでいます~

「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。

京都市左京区「マンションリノベーション工事」の現場では現在木工事が進行中です。
内部は解体、スケルトンの状態から工事をしてきましたが、内部の造作など、徐々に新しい間取りの様子が見えてきました。

今回のマンションリノベーションでは、建具枠や木製建具には赤身の吉野杉、床にはチーク材、壁天井は土壁塗り等、
住まいの中に吟味された素材が取り入れられ使用されます。

水周り空間以外は、床全体に表面が無垢チーク材のフローリングを貼ります。

今回は床暖房を大部分に施工していますので、表面に無垢チーク材から挽いた厚み3ミリほどの一枚単板、基材は合板のフローリングを使用しています。
熱による反りや収縮などが少なく、機能性、施工性にも優れています。
チーク材の特徴である艶、なめらかな質感と茶褐色の深い色味、木目の美しさが感じられる仕上がりになります。

枠材は赤身の吉野杉です。
掃き出しサッシの部分は、内側に障子が入りますが、外部に面した開口を活かせるよう、障子は枠の中に引込めるようになっています。

敷居は堅い木材の方が適しているので、床材に合わせてチーク材を使用しています。

こちらのアールの天井は、LDKがあるゾーンと寝室や個室があるゾーンをつなぐスロープです。
マンションは平面的なイメージがありますが、スロープは15cm高さを変えて床レベルに変化をつけています。
アールの天井部分を境にゾーンを緩やかに分け、空間に変化を持たせられています。

個室ゾーンの寝室に併設した洗面所は、2つの窓があり、木製のルーバーが入ります。
間仕切り壁に窓があることで、アクセントにもなりますし、空間に繋がりが感じられます。

壁、天井ですが、大部分が土塗りになります。
壁の下地には左官下地としてラスボードが貼られています。

水色のラスボードの横、緑色のボードの部分ですが、
こちらはウォークインクローゼットになります。
収納部分は大切な衣類を収納する部分なので、調湿機能を持つ珪藻土を添加した、吸放湿せっこうボードを使用しています。
ボードの上の仕上げはエコフリースというパルプ等を主原料としたクロスを使います。
一般的なビニールクロスに比べ、通気性・透湿性が高く、結露やカビの発生を抑える機能を持ち、
吸放湿せっこうボードと組み合わせることで、安定した湿度を保つことができます。

設計は堀部安嗣建築設計事務所さんです。

京都市左京区「マンションリノベーション工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市左京区「マンションリノベーション工事」

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