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京都市右京区「太秦トキワ荘」~倉庫からシェアオフィスへのコンバーション~ 造作工事

京都市右京区太秦映画村近くでの、倉庫のコンバージョン工事の現場です。
既存鉄骨の倉庫内に入れ子構造の小屋を作り、そこをコアワーキングスペースとしています。
基本的には、人々が集うシェアオフィスそしてコワーキングスペースへとコンバージョンを行っています。
内部、外部とも、地域の木材を使用し、建物の内部を木の香りに包まれた空間にしています。

コンバージョンとは、用途を変更し既存建物の有効利用を行うことです。
今回は倉庫からシェアオフィスに用途変更しています。
(一般的なコンバージョンはオフィスビルをホテルや賃貸マンションに変更するなど、
建物だけでなく、街の再生や活性化にもつながり、様々な可能性がある事業手法です。)

太秦トキワ荘は、「山と町を木で結ぶ」目的で木に携わる人たちや、建築にかかわる設計者やクリエイターが集い、人の和ができ、
それが新しい創造の場になればとの思いでつくられています。
この場所が、素材としての木の良さを知ってもらえる場として、山と木、町と人とが繋がる拠点として計画されています。

さて、現場では、大工さんによる造作工事が進んでいます。

ワーキング小屋は、木造の小屋組みをまじかで見たような空間になっています。
京都府内産の杉、桧材を使用し、木材は現場で手刻み加工をしました。
シンプルな小屋組みに見えますが、壁の部分は木片を重ねて作られた構造壁、
ブレットシュタッペル(板材を現場で積層したもの)の耐力壁が備わっています。


面構造のブレッドシュタッペル(板材を現場で積層したもの)の耐力壁部分です。
一枚の板のように見えますが、何枚もの杉板を重ねて壁を造っています。


図書コーナーは壁面いっぱいに造作しています。
こちらのコーナーには、書籍だけでなく、
クリエイターの作品に触れるスペースとして、作品の展示もされる予定です。

 
大工さんが加工したロシアンバーチ天板とナラ脚材のテーブル。
こちらはコワーキング小屋の中に設置されます。

 
不揃いな端材の耳付き杉材を加工し組立た外部正面の格子です。
庇をイメージした垂木も付いています。
スレート波板の冷たいイメージの外観正面が、木を感じる意匠に変化をしていきます。

今回のブログに関連したコラムです。こちらもぜひご覧ください。
関連コラム「シェアオフィスについて」
関連コラム「京の山と樹木」

過去の現場ブログはこちらをご覧ください
京都市右京区「T倉庫 リノベーション工事」

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