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富山YKKパッシブタウン視察

先日、知人からの誘いで富山のYKKパッシブタウンに視察研修に参加しました。
皆さんご承知だと思いますがYKKの創業は、ファスナー製造を基軸として発展した企業で、建築分野においてはアルミサッシ窓や外装等の事業を製造メーカーとして、現在に至っています。
私自身も若かりし頃、サッシ検査で黒部へ行き、駅前に建ち並ぶYKKの工場群のさまに感激した記憶があります。

今回の視察は、昨年に完成した第5街区の木造複合ビル群(集合住宅)です。
設計はオーストリアの建築家ヘルマン・カウフマン、施工は竹中工務店のチームです。
この建物群は、このパッシブタウンの第1街区~第4街区そして仕上げの最後の街区として計画され、ようやく実現したものであります。
このパッシブタウンの第5街区は、地域の環境資源を利用した持続可能エネルギーによる脱炭素を目指しています。
それらは水素エネルギー(太陽光、熱を利用)、地域木材により脱炭素を実現する為に、木造ビル設計の先駆者であるHカウフマン氏がこのPタウンの設計者に選ばれてこの街区の建物が実現しました。
この街区は「公園と共に暮らす」をテーマに6階、7階建ての集合住宅棟3棟それらの集会場を含む施設から成り立っています。この住戸棟は、日本の伝統的建物のオマージュとして形は塔のような中高層で、構造は木造ハイブリッド構造(RC造、木造混構造)で設計されています。
建物は、ハイブリッド構造でコアになる階段室、水回り設備スペースをRC造で、スラブの一部もRC造でつくられ、その他の住戸部分の柱、壁は構造部材を耐火被覆材で覆ったメンブレン型の耐火構造で、床はCLTとRCの合成床そしてプレハブ化された外壁で構成されています。
プレハブ化することにより工期短縮と建築中の木材の防雨を実現しています。

   

ここで使われた木材は、杉のみで富山県近隣の山から伐採されていて、伐採後も植林がなされて持続可能な山として還元されています。
外壁が木製なのはもちろん、外部サッシもYKK AP自前の木造窓が使われています。

このパッシブタウンは、YKKの社宅群として「ローエネルギーなまち」を目指して2013年に構想され第1街区-児玉祐一郎、第2街区―槙文彦、第3街区(既存団地再生)―森みわ、第4街区―田口知子各氏により設計され建設なされています。

YKKは、今回のパッシブタウンの建設だけではなく、企業メセナ活動としてYKK AP ARENA(富山市総合体育館)の建設を始めとして、文化的にも地元に貢献する富山になくてはならない企業です。

今回の研修後にプライベートで富山県美術館(内藤廣)、富岩運河環水公園(仙田満)等を散策、見学して自身のエネルギーを補充してきました。
またの機会にも是非とも富山でYKK AP技術館(アルミ溶解押出工場をリノベーションした施設)、そしてI-TOMN(YKK社員寮 みかんぐみ)等を観てみたいと思っています。
又、興味をお持ちの皆さんと行きましょう。

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