「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
今回は、京都市中京区で進めていた
「まるいクリニック 1階改修工事」 の現場をご紹介します。
クリニックのエントランスを活用し、小さなカフェスペースを併設するための改修工事です。
お施主さまのご要望をもとに、設計士さんがデザインされた造作家具の取り付けを行いました。
【before】
改修前は、重厚感があり少し硬い印象のエントランスでした。
【after】
こちらが施工後の様子です。
造作家具で木材を取り入れることで、
空間全体がやわらかく温かい雰囲気が加わりました。
ベースはシナ材で、チーク材がアクセントになっています。
患者さんが少しでもリラックスして過ごせる、やさしい空間になっていれば嬉しいです。
今回造作家具では、カウンター天板の端部を縁取るチーク材を「45°に曲げる」 という難しい製作がありました。
こちらがチーク材の端部です。
通常の曲げ加工では折れてしまうため、
複数枚のチーク材を、一枚ずつ丁寧に貼り重ねることで、
一枚板のように見える自然な曲線を実現しています。
カフェメニューが提供できるように水栓設備も一緒に計画されています。
エントランスにはチェリー材のスノコを設置しました。
スリッパ入れは既存の本体を活かし、天板と側板のみを新しい造作家具と同じ材で仕上げ直しています。
設計はHankai Architectsさまです。
今回のブログに関連するコラムはこちらをご覧ください。
木育について
住育について
事務所内装木質化工事
最終更新日:2025年12月5日投稿日:2025年12月5日