京都市上京区「UCHU wagashi」
- 特徴
- 「UCHU wagashi」寺町本店、リニューアルオープンのため京町家店舗を改修した事例です。京都の街並みに調和する、京町家の外観イメージは大切にしながら、内部は解体し、内装を一新、白基調の明るい空間に生まれ変わりました。天井は全面吉野杉、エントランスの桧の柱、店舗内の造作家具は全てホワイトオークで、木の温もりが感じられる空間になっています。リニューアルで新たに1階にカフェスペース、2階に事務スペースを設け、これまでより快適に過ごせるように、断熱改修も行いました。また、既存の壁を残したまま、耐力壁をプラスするなどし、耐震補強も行っています。
- 構造
- 木造
- 種別
- 京町家リノベーション
- 場所
- 京都市上京区
- 設計
- Hankai Architects
- 竣工
- 令和6年4月
玄関~耳付きタモの敷台~
- 特徴
- 耳付きタモ材を玄関敷台に使っています。無垢材の個性的な形状を活かし、壁付の端部分には座面として、腰を掛けられるように巾の広い部分を使っています。
京都市山科区「春秋山荘~茅葺民家のリノベーション~」
- 特徴
- 京都市山科区、森に囲まれた築約150年の茅葺民家「春秋山荘」のリノベーションです。外観、内部ともに趣ある建物の雰囲気は大切にしながら、地域の皆さんの文化交流の場として多目的に使えるよう、傷んだ部分は補修をし、過ごしやすい空間へと改修しました。広々とした玄関土間は、大きな梁材などが見えるダイナミックな空間で、約40帖の広さを温める能力を持つ薪ストーブを設置しています。土間奥の水屋は薪ストーブを囲んで寛げるようベンチ、カウンター付の流しを造作しています。目的により色々な演出ができるように、既存の照明に加え、調光、調色ができるスポットライトを取り付けました。また一部開口部を大きくするなど、自然光が入る工夫がなされています。この古民家の建物に人が集うことで、周囲の山にも親しんでもらいたいとの想いで計画され、今回リノベーション工事をさせて頂きました。
- 構造
- 木造平屋建て
- 種別
- リノベーション
- 場所
- 京都市山科区
- 設計
- 高橋勝建築設計事務所
- 竣工
- 令和5年4月
京都市右京区「シン京町家」
- 特徴
- 京都市右京区、歴史的な社寺が多くある地域に完成した新築注文住宅です。周囲の景観に調和する外観意匠は、建物正面に木格子を設けて京町家のテイストを取り入れています。奥行のある建物に中庭を設け、住空間の中に自然光と風を取り入れ、プライバシーにも配慮したプランになっています。1年を通して快適な温熱環境で過ごせる、高気密、高断熱の家で、性能表示等級7のZEH住宅、HEAT20の指標はG2.5となっています。生活動線に合わせた収納計画、統一された木製の造作家具で、使いやすく、木の温もりが感じられる住空間になっています。
- 構造
- 木造2階建て
- 種別
- 新築
- 場所
- 京都市右京区
- 設計
- トヨダヤスシ建築設計事務所
- 竣工
- 令和5年4月
- 延床面積
- 124.34㎡(1階:85.81㎡ 2階:38.53㎡)
「京都府南丹市Y邸」~築100年の古民家リノベーション~
- 特徴
- 里山の風景が残る京都府南丹市で築100年の古民家リノベーションしました。
大正時代の建物ですが、住み継がれる過程で、リフォームがされ、元の建物の良さが失われた部分もありました。
今回のリノベーションでは、なるべく建物を当時の姿に戻し、耐震性、断熱性を向上させ、快適に住まえる空間づくりをしています。
元は昔ながらの田の字の間取りで、キッチンは光が入りにくい北側にありました。リノベーションでLDKを建物南側に配置し、
キッチンから庭と田園風景が眺められるようになりました。
リノベーション前は増改築により、約1帖ほどの玄関と、廊下、納戸があった玄関周辺の空間ですが、壁を取り払い、広々とした土間玄関とし、薪ストーブを設置しました。
これまで天井で隠れていた小屋裏空間は2階個室とし、
土間から吹き抜けのある板の間、2階へと上がる階段があり、繋がりと拡がりのある空間になっています。
- 構造
- 木造2階建て
- 種別
- リノベーション
- 場所
- 京都府南丹市
- 設計
- A.C.E.波多野一級建築士事務所
- 竣工
- 令和4年8月
- 延床面積
- 263.32㎡