ソーシャル企業認証制度について①

みなさんは、「ソーシャル企業認証制度」という制度をご存じでしょうか。

地域の企業・個人事業主を対象としたこの制度は、2021年4月に募集を開始してから2021年10月現在ですでに282件の企業や団体がS認証を受けています。

ここからは、弊社も登録・認証されたこの「ソーシャル企業認証制度」と、とくに最近注目を集めている「SDGs」「ESG経営」について紹介します。

ソーシャル企業認証制度とは

「ソーシャル企業認証制度(S認証)」は、経営方針や事業内容、社会的インパクトなどを基準に、ESG経営や社会問題の解決を目指す企業に対して評価・認証をおこなうという制度です。

京都信用金庫など京都・滋賀の3つの信用金庫と龍谷大学によって一般社団法人ソーシャル企業認証機構が設立され、同機構によって評価・認証がおこなわれています。

SDGsとESG経営

世界中にある課題を解決するために提唱されたSDGsが広まっているなか新たにESGという考え方も注目を集めています。
ここでは、それぞれの特徴について紹介します。

<SDGsとは>

世界共通の目標として国連で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals)は日本語では「持続可能な開発目標」と呼ばれています。

地球環境やわたしたちの社会を守るために2030年までに持続可能なよりよい世界を目指すという国際的な目標であり、日本国内でもさまざまな形で地方自治体や企業などが取り組みをおこなっています。

しかし、SDGsは企業だけがおこなうものではありません。
SDGsは、地球に住むすべての人々を対象としています。
つまり、企業から個人までを含めたすべての人にとって取り組むべき課題がSDGsといえるのです。

<ESG経営とは>

Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)を表す言葉として「ESG」があります。
これらを考慮した経営をおこなうことにより、企業として持続可能な成長を目指すというものが「ESG経営」です。

このように、SDGsを達成すべき目標とした場合、ESG経営は用いるべき手段ともいえます。
企業がESGに配慮した経営をおこなうことにより、達成目標であるSDGsにも貢献できるのです。

企業の想いと取り組み

企業が日々どのような想いで各種の取り組みをおこなっているのか実際に目にする機会はあまり多くないかもしれません。
そのようなときには、SDGsに対してどのような考え方をしているのかを消費者の立場で確認することが大切です。

その指標としてわかりやすいのが、S認証の企業を応援することです。

わたしたちを取り巻く社会には、「環境」、「地域」、「働き方」などさまざまな問題があります。
社会問題への解決に寄与している企業として、具体的な活動実績などを評価されたうえでS認証を受けた企業はSDGsを達成するために取り組んでいる企業です。

世界中の人々の協力がなければ、SDGsの達成は難しいのです。
消費者としてなんらかの企業を利用しようと考えたときにはこのことを思い出してみてはいかがでしょう。

S認証の企業を応援する立場となり、その取り組みを確認してみると企業としてたくさんの想いがあることに気がついていただけるのではないでしょうか。

企業の想いが未来を創る

さまざまな人々が生活するうえで、勤務先の環境はとても大切です。
知らず知らずのうちに、企業としての想いを実感する場面もあることでしょう。
企業としてどのような想いがあるのかを、経営者のみならず従業員の立場でも考えてみることで自社のあり方を深く理解できるのです。

毎日業務をこなすだけではなく、「この業務や事業などがどのように地域の課題を解決できるのか」「世の中にとってどのような役に立つのか」を考えて働くことで、持続可能な事業の成長と地域社会の課題解決にきっと役立つことでしょう。

まさに企業としての「想い」が、わたしたち自身の未来を創るといえるのです。
 
 
今回は、最近話題の用語である「ソーシャル企業認証制度(S認証)」、「SDGs」、「ESG経営」についてご紹介しました。

弊社でもS認証を申請し、8月31日付けで登録されました。

地球に住んでいる私たち一人ひとりの未来を創るためにも、まずは地元に愛される企業として日々の事業を通じてさまざまな地域の課題解決に取り組んでいきたいと考えています。

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最終更新日:2021年10月5日投稿日:2021年10月5日