住まいと四季

日本には春夏秋冬の四季がある

日本には春夏秋冬と四季があり、それぞれの季節に特徴があります。
日本では昔から、それぞれの季節に合わせた暮らしをしてきました。
その中でも昔の人々が工夫し対応してきたのが暑い夏と寒い冬です。
昔の住まいは、現代のように性能の良い住宅ではなかったため、暮らしにさまざまな工夫をして暮らしてきました。

しかし、日本では春や秋が最も過ごし易く快適な季節であります。
この快適な季節を十分に楽しむ為に、日本の住まいは内と外の区別なく自然を取込むようなプランと工夫がなされています。

庭の樹木の緑や、採光や採風をとる為の大きな開口等、それらは現代の住まいにも受け継がれています。

季節の草花、木や、食べる物にも旬があり

旬と言えばやはり「食べ物」を連想します。
春には春の、夏には夏の食べ物があり、旬の食べ物をいただく、それを心待ちにしている方々が多いのも事実です。
祇園祭の夏には、鱧をいただく、又土用のうなぎは食べなくてはと、季節や祭事が食物や飾り物と深く関わっています。

草花樹木におても、それぞれの季節に花を咲かし、実をつける草花や樹木があります。
春は桜や、秋は紅葉等、それらを愛でるためにお弁当を持って行楽にも行きます。

住まいの中にも、季節の草花や木を飾って楽しむ事もします。
日本ならでは、四季の風情を感じられる機会は以外とあるものです。

日本には四季を愛でる文化

日本には春夏秋冬と四季があることから、四季を愛でる文化があります。
四季が織り成す風情を楽しむ日本人は、海外からも賞賛されるほど優雅に見えるのかも。

京都には伝統的な建造物である京町家があります。
京町家では、昔からそれぞれの季節を快適に過ごすための工夫がなされていました。
夏はより涼しく過ごすために、夏の建具に入れ替えたり、床には藤の敷物を敷いたりと積極的に涼をとっています。

四季を愛でるには、それぞれの季節を快適に過ごせる工夫が必要です。
その工夫を昔の人々は楽しみながら、それらの暮らし方を自然と身につけていったのでしょう。

日本の木の住まいと四季

日本では、従来住まいは主に木と土を使って作られてきました。
現在は鉄筋コンクリート造など多種多様な造りの住宅がありますが、木で作られた住まいは自然の温もりを感じられるものです。
日本の木の住まいは、平面の計画的にも構造的な成立ち(柱と梁の軸組工法)でも開放的であり、
内と外を遮断することなく、より多くの外の自然を取り込むことが特徴です。
そうした面でも日本の四季を感じる木の住まいは、昔も今も変わらず根強い人気があります。

木の住まいは常に呼吸をしています。そして肌触りも人に優しい素材です。
どんなに建築技術や設備が進化したとしても、木で作られた住まいに勝るものはないのではと思います。
「自然と共に住まう」それができるのが、日本の木の住まいなのです。