蔵と小屋

蔵とは(用途、構造等)

各地域に「蔵」が今でも残されています。
しかしこの残っている蔵を、実際に利用しているご家庭は少ないのではないでしょうか。

蔵は家財や商品を安全に保管するためのいわば倉庫です。
いつ起こるか分からない火災や空き巣被害、盗難被害から大切なものを守るための建物です。

蔵は日本の伝統的な建築様式で造られています。
木骨、外壁を土壁として漆喰などで仕上げられています。
出入り口や窓は複数段の段形になっており、基本的に瓦屋根です。

どこから見ても日本伝統の建物であることが分かるように、昔の人の知恵で造り上げられた蔵は長い年月が経っても丈夫で使い続けることができます。

小屋とは(用途、構造等)

小屋とは、一般的に母屋とは別に独立した建物を指しています。
母屋のように立派なものでなく、簡単に作られた建物を指して小屋と呼ぶことが多いと思います。
用途としては「収納庫」「物置」「家畜小屋」などが一般的でした。

昔ながらの小屋の構造は「木造軸組構法」で建てられています。
日本で古くから使われていた伝統的工法であり、現在では在来工法とも呼ばれています。
そういった母屋とは別に建てられた小屋を家を失った人に貸したりすることもあったようです。

木造軸組構法なら、十分人の住まいになります。
また、昔は女性の出産時に利用することもあったようです。

現在、木の小屋がブーム(いろんな使い方のできる小屋が)

現在、全国各地で木の小屋がブームになっています。
小さな小屋はさまざまな使い方ができると人気です。

例えば、小さな別荘として使うのも良いですし、趣味部屋として、お店や教室としてなどさまざまな使い方ができるので便利です。
手頃な値段で夢を叶えてくれる小屋。
便利に利用できる小屋。

自分で簡単にカスタマイズすることもできるので、現在ブームとなっているDIYにもピッタリです。
木の小屋だからこその暖かみもあるので、セカンドルームとしてもおすすめです。

また、最近では木の小屋をツリーハウスとして利用する方もいらっしゃいます。
ツリーハウスを造るのはなかなか難しいですが、実現すればとても面白い空間になるでしょう。

小屋といえば、昔は物置的な存在でした。
しかし今はそれだけではありません。

小屋は新しいライフスタイルを求める人たちに注目されています。
現代の小屋は一体どのような使い方をされているのか幾つか紹介したいと思います。

  1. 別荘・テント代わり
    小さな小屋は車で簡単に運ぶことができるため、キャンプ場などで別荘やテント代わりに利用されています。
    (車に荷台に小屋を積んだキャンピングカーのようものまであらわれています。)

  2. 店舗
    移動式の店舗として利用している方も少なくありません。
    移動式のカフェ、移動式の飲食店、移動式の雑貨店などさまざまです。

  3. 趣味部屋
    母屋の外に作る趣味部屋として利用する方は非常に多いです。
    特に男性は小さな小屋に子どもの頃から憧れを抱いていたと思います。
    どこか秘密基地のような感覚で利用することができるでしょう。

以上のような多用な用途に向く建物(小屋)が、今後も増え続ける予感がします。

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最終更新日:2020年10月13日投稿日:2018年3月9日