「桃山の家」新築住宅の木製建具

「桃山の家」新築工事、この春着工し先日無事竣工しました。

南側に面した吹き抜けのあるリビングを中心に、各居室、階段室、洗面室等、建物全体がゆったりつながった空間となっています。
設計はSUDA設計室さんです。
こちらの建物は各所の納まりや、造作家具、木製建具の素材を選び、シンプルなデザインで統一されています。
建具の材料、デザインも住宅によって個性があり、家づくりの大切な部分です。
今回は木製建具の一部をご紹介します。

リビング開口部の障子
こちらは吉村順三氏がデザインした吉村障子(全ての枠の寸法が同じになっていることが特徴)
閉めたときに一枚の障子に見える
吹抜け部分、部屋の奥に見える格子も相まって和モダンな印象

子供室の障子
優しく光が入る
障子紙部分は丈夫なアクリルワーロン

引手部分の直線的なデザイン(見付けをうすく見せる工夫がなされています)
開閉時に手がかけ易い

ガラス落込み格子戸は無垢スプルース
タイコ貼の襖は上部が開放されているので天井面が広く見えます

フラッシュ扉は主にタモの練り付け合板で製作
枠材は米栂で見付をうすく仕上げています
引き戸は枠の中に扉全体を引き込むことができます

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最終更新日:2019年12月9日投稿日:2019年8月19日