木材市場の競市にて

昨年末以来木材の競市に行けなかったので(次の仕事のなかで探している材が市にでているとの情報も入り)仕事のスケジュールを組んで久々に先週の11日に岐阜の平野木材、そして昨日岐阜銘協へと行ってきました。

京都で木の家・地域産材の桧や杉の無垢材を使った家を竹内工務店は建てているわけですが、その建物の空間や内装に杉や桧の無垢の木を使っています。階段も無垢材(桧材や松材、欅、桜、楓、樺等々)を使っています。が、木の家の建物に合う家具が案外少なく、あっても値段がかなり高額なのが実情です。家を建てていただいた後で、家具の予算があまりとれない場合が多々あります。そういう時に既成の手頃な家具を探しますが、なかなか合う物が少ないのです。そういう時は建て主も施工者の私たちも非常に困ります。デザインもそうですが、既成の家具材の質感が建物の無垢材の内装と質感が違うことです。建物においてもバランスが大事なのですが、木の家の無垢材の内装に囲まれた空間の中で既成の家具が浮いてしまって調和しないのです。古い梁が化粧で天井に納まる古い町家の改装をさせていただいたときに、弊社の大工さんが無垢の木で小さな家具(欅材の無垢板のサイドボード)を作ったのを建て主が非常に喜んでくださったことと、施工者としても建物と家具がうまく納まった形でお住まいとしてお使いいただけることがうれしくて、自社で大工さんが作る家具(広葉樹のテーブル等)づくりが始まりました。その時は、出入りの材木屋さん紹介の銘木屋さんを梯子をしながらいろんな材を見せてもらって材を調達したのですが、その材の高いことと一から材を探す手間が大変だと気づきました。そして木の家に合う無垢材を手頃に得られる方法を探り、その結果競市にていい材を手頃に手に入れられることを見つけました。木材競市に通うようになり10年くらいになるのですが、材の豊富な市場で改めて木の魅力にみせられて木材市場に通いつづけることになりました。そしていろんな材、広葉樹(の持つ魅力)を家具以外にも住まいの中のアクセントとして使用することが、住まいを引き立てることにもなり施主や設計者に喜んでいただけます。現在、嵯峨の倉庫だけでおききれず京北の倉庫に倉庫棟を建てそこも満杯になっています。倉庫の材は次の仕事に使われる材として出番をまっています。

岐阜銘協1
岐阜銘協2
岐阜銘協3
ケヤキテーブル用材購入
平野木材