社長のブログ一覧

木材市場を訪れる

現在工事中の現場で使用する材料を仕入れに、岐阜県にある材木市場を訪れました。

欅を始めとして広葉樹の材木がズラリと並んでいます
市場

こういった巾の広い板はテーブルの材として使われています
市場2

天井板用に加工された杉板もたくさん
産地も様々で笹杢や中杢など、杢目の表情が違いおもしろい
幅の広いものは大径木の杉からしか取れない希少なものです
板

京町家リノベーションの現場では、天井の一部に無垢の杉板を使用することになりました
2坪ほどの空間ですが、同じ杉から取れた杉材で揃えます
板2

右から4番目は床框に使用する槐(エンジュ)の木
右から2番目は神代杉(神代とは長年土の中に埋もれていた)で、こちらも希少なものです
独特の風合いがあります
えんじゅ

床脇に使用する赤松の皮つき丸太
丸太

和の設えにかかせない素材です。

 

(現場のブログ)住宅のクレーム・リコール対応について

建築工事中にクレームというのは、つきものだと言われますが、工事の内容の不備により明らかに工事側に原因がある場合もあります。

M邸工事は10年前に新築工事を弊社で施工させていただいた建物ですが、10年を機にクロスの張替えをしたいとお電話があり、見本を持って寄せていただき採寸をするべく対応していたのですが、現場を見てみるとキッチンの壁のキッチンパネルの表面がめくれかけていたり、表面が膨らんでいたりしていました。これはキッチンパネルの単なるめくれではなく、キッチンパネル本体の問題であると思いキッチン納入の代理店を通じてメーカーの方に来てもらい調査をしてみると、T社のシステムキッチンでキッチンパネルに使われているD社の商品自体に問題があり、リコール対象になっている事が判明しました。そしてそのキッチンパネル自体の取替工事をおこないました。

まずキッチンが据え付けられている部分を取り外して、問題のキッチンパネルを取り替えてキッチンを再度取付け元に戻したという工事です。結構大変な工事の内容です。

無事取替工事を終了したのですが、これらが施主の方から連絡があって見に行ってリコール工事である事が判明したのですが、これらの工事が単なるクレームとして対応する場合や、施主からの連絡がない場合で工事業者側のミス等と考えられて工事業者の工事不良であると、連絡をいただけない場合を考えるとぞっとします。

今回のリコール工事に対して、代理店やメーカーの迅速な対応に感謝すると共にお客様との私どもとの距離(地理的な距離だけでなく、信頼されているという)が近くて何でも相談していただける事がありがたいと身にしみて感じました。

(社長のブログ)滋賀県長浜市の材木店 浅尾さんの所へ木を探しに

現在施工中の現場に納めるカウンタ―材を探しに湖北へ行きました。

設計者であるS氏のおつきあいのある材木屋さんがお持ちの乾燥材の無垢ケヤキ材で、一枚もののカウンタ―材です。

長さ7.3mを超える巾700mm以上の大物です。

元で740mm末で570mmという耳付きではありませんが、木の断面そのままの形をしています。

仕上はまだ決まってないのですが、このケヤキの無垢板が仕上げて最終にどのようになって現場に納まるか楽しみです。

折角寄せていただいたので、他に珍しい材が無いかと御聞きした所倉庫のあちこちにいろいろと珍しい材がありました。

建築の用材には、使えそうもないのですが木のモニュメントとして使うかどこか遊園地ででも使ってもらえそうな変木がありました。

ちなみに山からとれたもの(拾った材)と湖に沈んでいたもので材種は、わからないそうです。

ちなみにこの木の値段はとお聞きすると、木の素材の値段より搬入や加工の手間がこの材の値段だと聞かされました。

どこに使われるのかこの目で確かめたいですね。


ケヤキ材

ケヤキ材

ケヤキ材

変木

変木

中西至誠園(樹木の苗木屋さん)を訪ねる

里山交流会を今年も3月25日に開催し、杉の苗を山に植えたのですが、
一般に山の植林(人工林)と言えば針葉樹の杉、桧を指します。
人工林で人の手が入る前の山は、広葉樹林が多いのですが、これらが戦後の材木の需要に答える為に
杉や桧が植えられ一気に人工林が増えました。
それらの人工林の伐採の後に新たな植林を、杉や桧以外のドングリ等の広葉樹を植えたらと言う話もあり、
広葉樹の苗を見に南丹市の中西至誠園に伺いました。
中西至誠園に着くと辺り一面の苗畑に小さな苗木が植えられていました。
杉、桧、松の針葉樹はもちろんの事、広葉樹のドングリのクヌギ、コナラは椎茸の菌床の丸太になるらしいのですが、
これらも実生から数多く植えられていました。
又、ケヤキ、桜、もみじ、イタヤ楓、ヤチダモ、ハナミズキ変わった所でさかき、しきみ等も少量植えられていました。
後中西家の自家用でタラの木がありました。
これらの木と共に栗やクルミや桃等の果樹の木が山に植えられれば楽しい山になりますね。

杉の苗木

ヒノキの苗木

クヌギ、コナラの畑

ケヤキの苗木

もみじの苗木

たらの木

木材市場の競市にて

昨年末以来木材の競市に行けなかったので(次の仕事のなかで探している材が市にでているとの情報も入り)仕事のスケジュールを組んで久々に先週の11日に岐阜の平野木材、そして昨日岐阜銘協へと行ってきました。

京都で木の家・地域産材の桧や杉の無垢材を使った家を竹内工務店は建てているわけですが、その建物の空間や内装に杉や桧の無垢の木を使っています。階段も無垢材(桧材や松材、欅、桜、楓、樺等々)を使っています。が、木の家の建物に合う家具が案外少なく、あっても値段がかなり高額なのが実情です。家を建てていただいた後で、家具の予算があまりとれない場合が多々あります。そういう時に既成の手頃な家具を探しますが、なかなか合う物が少ないのです。そういう時は建て主も施工者の私たちも非常に困ります。デザインもそうですが、既成の家具材の質感が建物の無垢材の内装と質感が違うことです。建物においてもバランスが大事なのですが、木の家の無垢材の内装に囲まれた空間の中で既成の家具が浮いてしまって調和しないのです。古い梁が化粧で天井に納まる古い町家の改装をさせていただいたときに、弊社の大工さんが無垢の木で小さな家具(欅材の無垢板のサイドボード)を作ったのを建て主が非常に喜んでくださったことと、施工者としても建物と家具がうまく納まった形でお住まいとしてお使いいただけることがうれしくて、自社で大工さんが作る家具(広葉樹のテーブル等)づくりが始まりました。その時は、出入りの材木屋さん紹介の銘木屋さんを梯子をしながらいろんな材を見せてもらって材を調達したのですが、その材の高いことと一から材を探す手間が大変だと気づきました。そして木の家に合う無垢材を手頃に得られる方法を探り、その結果競市にていい材を手頃に手に入れられることを見つけました。木材競市に通うようになり10年くらいになるのですが、材の豊富な市場で改めて木の魅力にみせられて木材市場に通いつづけることになりました。そしていろんな材、広葉樹(の持つ魅力)を家具以外にも住まいの中のアクセントとして使用することが、住まいを引き立てることにもなり施主や設計者に喜んでいただけます。現在、嵯峨の倉庫だけでおききれず京北の倉庫に倉庫棟を建てそこも満杯になっています。倉庫の材は次の仕事に使われる材として出番をまっています。

岐阜銘協1
岐阜銘協2
岐阜銘協3
ケヤキテーブル用材購入
平野木材