(現場ブログ)京都市下京区 京町家のリノベーション

先月の初旬から大工工事が始まりました下京区の京町家のリノベーション工事の現場です。
            
以前は低く天井がはられていましたが、勾配天井にし古いゴロンボを現しにして天井を高く開放的な空間に
しています。

昭和の初め頃に建てられたこちらの京町家は住まい手様のお話によると昭和25年のジェーン台風で遮るも
のがなかった南側の外壁に大きな損傷を受けたそうです。解体してみると南側の土壁は落ちてしまっている
ところが所どころありました。
            
以前は連棟だった北側の壁の仕上げをめくると綺麗に土壁が残っていました。
            
南側の外壁の損傷もあったせいか以前に受けていただいた耐震診断の際に補強や補修をしたほうが良いと
アドバイス受けたこともあり何よりも次の世帯の住まい手様に住み継いでいかれるために耐震性能を今よ
りも良くするために今回の工事のご依頼を受けました。

土壁が落ちてしまっていた南側の外壁は耐火と構造的に働くダイライトという面材を全面にはり奥行方向
の数値を確保しました。また全体的に壁料が少ない間口方向は土壁を乾式化した荒壁パネルを設置しています。
             
大工さんが既存の梁に柱と留め新たに土台を据えて荒壁パネルを設置するための枠を作っています。
             
見えにくいのですが荒壁パネルを設置後はこのようになります。
荒壁パネルには様々な特徴がありますが特に今回は伝統工法で建てられている町家ということもあり地震
に粘り強く両面張りで壁倍率が2.6倍とれ工期もさほどかからないといことから採用しました。

耐震補強と内装の工事の内容は引き続きアップしていきます。