「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
滋賀県大津市にて「H邸新築工事」がスタートしました。
H邸は琵琶湖沿岸の静かな住宅地にあります。
近年、自然豊かなこのエリアには、若い世代の移住者が年々増えており、子育て世代にも人気の地域です。
設計監理はA.C.E.波多野一級建築士事務所さんです。
弊社の木の建築に対する想いや、職人さんの顔が見える家づくりにご共感いただき
今までに多くのお仕事を一緒にさせていただいております。
住まい手様の想いを大切に、独自の木の家のこだわりを大切にされているお仕事を一緒にさせていただけることを今回もうれしく思います。
H邸のお施主さまは、子育て中の若いご夫婦。
1階には、リビング・ダイニングと水まわりを集約し、リビングからは外部とつながるウッドデッキも設置。
リビングと2階は、軽やかな印象のストリップ階段でつながり、上下階のつながりを感じられる空間に。
2階は、家族構成やライフスタイルの変化に対応できる可変性のある間取りを採用など、
子育て世代の方にご参考していただけるプランです。
先月、無事上棟を迎えました。
建て方当日は、1階の柱建てからスタートし、午後には2階の床組みまで完了。
美しく整った総二階の規則的な軸組が姿を現しました。
続いて、棟木の取り付けと登り梁の組み立てです。
2階は勾配天井の空間で化粧梁が見えます。
その日のうちに棟上げまで完了し、翌日には屋根仕舞いまで行うことができました。
暑い中でも手際良く丁寧に家づくりをしてくださる職人さんの仕事にいつも感激します!
外壁と屋根には、ガルバリウム鋼板を採用。
耐久性とメンテナンス性に優れ、シャープな印象を与えてくれます。
一方で、軒天には国産ヒノキの構造用合板を現しで使用し、美しい杉の化粧垂木や隅木と組み合わせることで、自然素材の温かみを外観に添えています。
1階正面には、深く張り出した庇(ひさし)を設けています。
米松(ベイマツ)材の太い桁でしっかりと支え、先端部はスチール製の柱で軽やかに支える構造です。
このスチール柱がデザイン上のアクセントとなり、大きな庇がシャープでモダンな印象となります。
庇(ひさし)がしっかりとウッドデッキ全体を覆っていることで、日差しや雨を気にせずに過ごせる実用的なスペースになっています。お子さんが夏にプール遊びをしても安心ですし、家族でのんびりと過ごすセカンドリビングとしても活躍しそうです。
破風板や鼻隠しの仕上げなど、細部の意匠が繊細に設計されており、
ひとつひとつのディテールが「木の家」ならではのあたたかみと上質さを引き立てています。
以前に施工させて頂いたA.C.E.波多野一級建築士事務所さんのお住まいです。
京都市北区「K邸新築工事」
京都市西京区「W邸新築工事」
宇治の家
今回のブログに関連した記事はこちらをご覧ください
木の家の無垢材の使われ方
住まいの木の使われ方と適材適所
最終更新日:2025年7月18日投稿日:2025年7月18日