京都の木の家「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市山科区にて進行中の「N邸新築工事」では、屋根工事が進んでいます。
N邸は、建物の中心に中庭を配置したコの字型のお住まいです。
延床面積200㎡を超える大きな建物の屋根には、大屋根と平屋部分の屋根にガルバリウム鋼板の一文字葺きを採用しています。
今回の屋根工事は、7月、8月の厳しい暑さの中で金属板葺き工事を進めています。
夏の屋根は日差しを直接受けるうえ、屋根材そのものも熱を持ちます。
気温に屋根の輻射熱が加わり40度前後近くになる過酷な状況です。
(現場では、熱中症にならないように十分、水分や定期的な休息をとるなど現場での対応をしています)
そのような猛暑の中、板金職人さんが屋根の上での工事を進めてくれています。

一文字葺きは、短い板金を一枚ずつ葺き合わせていく工法です。
一般的な横葺きでは、長さのある板金を使うのに対し、一文字葺きは一枚ごとに納めていくため、より手間のかかる仕上げです。

使用しているのは、メーカーであらかじめ所定のハゼ(端折加工)形状に加工されたガルバリウム鋼板です。
昔ながらの銅板による一文字葺きの意匠を、現代の材料で仕上げています。

現場では、それらを一枚ずつ葺き合わせながら、専用の金物(吊り子止め)で野地板に固定していきます。

棟には換気を設けています。
緑色の部材は、水の侵入を防ぎながら通気を確保するためのものです。
壁からの通気も屋根の通気層へつながり、最終的に棟換気から外へ排出されます。

一枚ずつ葺き合わせていくため、屋根には細かな凹凸が生まれます。
この凹凸が光の当たり方によって表情を変え、屋根全体に独特の美しさを生み出します。

また、一文字葺きは施工後の扱いにも注意が必要です。
屋根材は強く踏んだり、物を置いたりすると凹みやすいため、施工後はすぐに厚みのある養生材を敷いて保護します。

京都の木の家・注文住宅ならではの家づくりの様子を、引き続きご紹介してまいります。
設計は河合建築デザイン事務所さまです。
京都市山科区「N邸新築工事」のブログ
京都市山科区「N邸新築工事」基礎工事が完了しました
京都市山科区「N邸新築工事」上棟の様子です。
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住まいの屋根素材について
最終更新日:2026年8月21日投稿日:2026年8月21日