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耐力格子を使用した耐震工事

耐震化が必要な工事では、壁量を確保するため、合板や筋交いを入れる工事が多いです。
しかし、壁を造るとなると室内が狭くなる事や、圧迫感が出る等の欠点があります。
耐力格子は組子で作り格子状にするため、空間が見通せ、意匠的に美しく、構造的にも剛性があり優れています。
耐力格子は商品化されたものもありますが、こちらの住宅のリノベーションでは現場に合わせた寸法で耐力格子を大工が作っています。
耐震工事にはこういった手法もあります。

耐力格子

漆塗り

漆とは

チャイナと言えば中国のことですが、一方陶器の事を指します。
ジャパンというと漆器のことをいいます。
この日本の伝統工芸の漆器に欠かすことのできない「漆」の素材は、漆の木から採取する樹液です。
日本では昔から用いられてきた塗料であり、器や民芸品や工芸品などに塗られてきました。

漆が塗られた漆器は、独特の美しさがあります。
見た目だけでなく、熱や湿気に強いという特性もあります。

現在も、日本各地の伝統工芸品に用いられており、漆器の産地では漆塗り専門の職人さんがいます。
漆器は昔は実用品として使われたり、一部の金箔や象眼等を施した漆器等は高級品として使われその地位を築いてきました。

現在も、外国人観光客にも人気の伝統工芸品として造られています。

国産と中国産の漆との違い

漆の木は日本だけでなく、タイやベトナムといった東南アジア、中国にもたくさん分布しています。
東南アジアで採れる漆は日本や中国とは種類が違います。

日本や中国で取れる漆は「ウルシオール」が主成分となっています。
現在、日本でも中国産の漆を使っている職人さんもいるのですが、その質は国産とは比べ物になりません。

国産漆は艶、潤いが美しく日本伝統の漆器には国産漆が欠かせません。
また、国産漆は水っぽく、固まると硬い性質を持っています。
国産漆で塗られたものは、薄くて硬い表面になります。
それに対し中国産漆は最初からぼてっとしているので、どこか厚みのある仕上がりになります。

なぜ同じ漆でそのような違いが出るのかと言うと「ゴム質の含有率」に違いがあるからです。
中国産の漆はゴム質が多いため、厚く、光沢が少ない、そして劣化が早いのです。
漆の素材の値段も中国産に比べて国産の漆は非常に高価です。

漆の特徴と使われ方

漆の塗膜は硬いだけでなくとても柔軟な性質を持っています。
アルカリ、酸、塩分、アルコールなど漆器に盛られる食材の成分にも強く、断熱性、防腐性、耐水性にも優れています。
ただ、漆は紫外線に弱いとされているので、直射日光を避けて保管するのが一般的です。

漆は塗料としてだけでなく、接着剤としても用いることがよくありました。
陶器に金継ぎという手法で作られた陶器がありますが、割れた陶器を接着するのに使われています。

又、漆の新芽を天ぷらや味噌汁などにして食べることもあります。
漆は、器や伝統工芸品だけでなく、私たちの生活において身の回りのものに用いられています。

漆は身の回りの雑器や住宅のなかでも使われています。
漆の産地では、住まいの木材の化粧部分に漆塗りで塗られた建物を見る事ができます。
近年においてもその漆の特性が見直されてきており、住宅の内装においては、近年又フローリングやテーブルなど木材の仕上げで一部で使われてきています。

漆塗りの活用 京町家に似合う素材 漆和紙、漆塗りの床框、天板等

漆は民家や町家に似合う素材として昔から親しまれてきました。
漆そのものを塗ることもありますが、漆を塗って加工された「漆和紙」や「漆塗りの床框」「漆塗りの天板」などが
渋くて風合良く、色も濃色なので歴史を感じさせる素材としても良く似合います。
又、漆和紙を壁や天井に貼ることで京都らしい和モダンな内装が完成します。

漆の和紙はとても丈夫で使いこむほど風合いがでます。
また、漆の特徴から防水性に優れているので水回りにも適しています。
そして床框は、床畳や床地板とを区別するものです。
座敷の格を表現するもので京町家の住まいに欠かすことができないものです。

漆塗りの面皮の床框等は、京町家にとても良く似合います。
天板も同じく、漆で塗られたものは新しい京町家にも良く似合うものです。

京町家は歴史ある建造物が多いため、修復が必要なものがたくさんあります。
歴史的な伝統建築の修復には、漆の素材が必要なのはいうまでもありません。

京の山と川

世界の名都市には都市を象徴する川があります。

京都には、市内を縦断し南北に流れる鴨川があります。イギリスのロンドンにはテムズ川、フランスのパリにはセーヌ川、アメリカのニューヨークにはハドソン川、世界の名都市には都市を象徴するような川があります。
ドイツにはライン川、中国には揚子江、エジプトにはナイル川が、それぞれそれらの国家を形成する上で重要な位置づけで存在しているといっても過言ではないと思います。
それくらい国や都市にとっての川は重要なものです。

川は人や生物にうるおいを与え、生活を豊かにしてくれる大切なものです。
川の周囲の土はたくさんの栄養を含んでいるので、作物を育てるのに適しています。
また、生きるために必要な水を手に入れるにも川がとても便利です。
また、川を利用して物資を運ぶこともできます。

人類が誕生した時から、川を上手に利用しながら人間社会がどんどん発展していったのだと言えるのではないでしょうか。
だからこそ、世界のそれぞれの川の近くには人々が集まり現在の都市や国が形成されていきました。

京の都は風水を基に都市が作られた

京都市内の地形は皆さんご存知のとおり三方を山に囲まれた「盆地」です。
それぞれ「東山」「北山」「西山」と言われる山が都市を囲んでいます。
そんな盆地を利用して風水で作られた都が、京(都)なのです。

東山は京都の中でも独特の歴史を持つ地区として知られています。
東山連峰と鴨川という大自然に挟まれた東山は、室町時代の一時期には政治や宗教の拠点とされていました。

北山は京都を代表する木材「北山杉」の生産地です。
昔から磨丸太を生産していたと言われています。

そして西山は、あの有名な長岡京があった地区です。
天王山に続く山並みを京都西山と呼んでいます。
天神川と西山連峰に挟まれたとても美しい地区として知られています。

京都は風水土地と言われています。
京都の地形は中国風水において上々吉とされた「四神相応」の地です。
そのことから、中国式風水の地形の上に作られた風水の街となったと言われています。

山が急峻であれば、水は豊富できれい

日本は数多くの山々がある島国です。
傾斜が厳しい急峻な山もあれば、傾斜が緩やかな山もあります。
山々は水の宝庫であり、美しい川を形成しています。
山が急峻であればあるだけ流れる水は美しくが水量も豊富です。

日本は地形上山と海が近く、山は急峻な地形をしています。
そのため、降雨した水が山の岩石と接する時間が短く、それらが水に溶け出す時間が短くなるので、成分の少ない軟水となります。
軟水は石鹸の泡立ちが良く、汚れが良く落ちたり、料理にも適している優れた性質を持っています。

四季の山の彩りや風景が京都の文化を育んだ(芸術、絵画、建築)

京都はよく風光明媚な都市といわれますが、それらは身近に自然(山や川)を感じられる背景があるからでしょう。
自然に囲まれた四季折々の美しい風景を楽しむことが出来る都市です。
又、歴史的な都市でもあり、神社仏閣が数多く現存しており日常にも使われて、それらが又京の茶の湯の文化へと発展し、
京都独自の文化を育んだと言えるのではないでしょうか。

寺院や京町家をはじめとし伝統建築の技術、和を表現する芸術や絵画など、自然と文化が織りなす
京都の文化は、今も昔も変わることなく大切に受け継がれています。

コンクリートの外壁工事

弊社の社屋はRC造の内外装共コンクリートの打放しの建物です。
コンクリートの打放しの建物は外壁の劣化が目立ちにくいですが、
汚れが付着し、防水機能が落ちた状態でした。
コンクリートに水が浸透すると、雨漏れだけではなく、コンクリート内部の鉄筋の劣化にもつながり建物にとっては良くありません。

今回はコンクリートの外壁の補修と防水、屋上の防水工事を行ないました。

コンクリートを洗い、クラック、ジャンカ、セパレーターの穴等を補修していきます。
クラックスケール
【BEFOR】クラック
コンクチート欠け
【BEFOR】コンクリートの欠損部分
セパ穴
【BEFOR】セパレーター穴のモルタルが取れた部分

浸透性撥水剤
こちらは下塗り。浸透性の撥水材を塗っていきます。

補修後
【AFTER】クラック補修後
コンクリート欠け補修後
【AFTER】欠損部分の補修後
セパ穴補修後
【AFTER】セパレーターの穴補修後

撥水の様子
上塗後は水を弾くようになっています。

施工後
外観上は分かりにくいですが、防水機能が向上し、汚れも落ち明るくなしました。
外壁や防水に関しても是非ご相談下さい。