平素は格別のご高配を賜りありがとうございます。
下記期間をお休みとさせていただきます。
ご迷惑をおかけ致しますが何卒宜しくお願い申し上げます。
2024年5月3日(金)~5月6日(月)
尚、期間中のお問い合わせは5月7日(火)以降にお返事させていただきます。
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現場見学会とは、建築中の現場を実際に見ることができる見学会のことです。
住宅以外にも、ビルやマンションなどの大きな建築物でも見学会がおこなわれることもあります。
建築段階によって、構造見学会や断熱見学会などの種類があり、家を建てようと思っている方や住宅に興味のある人々が参加しています。
ここでは現場見学会についての概要や見どころ、参加者や開催者の立場で考えた時の現場見学会のメリットなどについて紹介します。
これから住まいを建てたいと考えている方や、住宅に関する知識を身につけたいと考えている方は、今回の内容を参考にしてみてください。
住宅メーカーや工務店などは工事現場を見学できる会を定期的に開催しています。
完成したらわからないような内部構造や施工方法についても実際に目で確認できるため、これから住宅を建築したいと考えている一般の方や、これから建築を学びたい学生、知識や技術を高めて実務に活かしたいと考えている専門家などが参加されています。
ここではそれぞれの立場から、現場見学会に参加して情報を得られるところ、そして見どころ等をご紹介します。
・一般人が参加する理由
これから住宅を建築したいと考えている一般の方は、複数の見学会に参加することでそれぞれのメーカーや工務店の特徴を知ることができます。
又、実際に見ることで住まいに対する建築の知識が向上します。
写真などから得られる情報以外に詳しい施工方法や納まり現場の状態についても実際に目で見て確認できます。
また間取りや住まいの具体的な生活のイメージも想像しやすくなるため、専門家に依頼する時には自分の考えを説明しやすくなります。
・学生が参加する理由
建築を学んでいる学生は、机上だけで学ぶのではなく実際の現場を見て学ぶ機会も必要です。
各種見学会に参加することで、テキストだけではわからないような細かな情報についてもきっと理解しやすくなることでしょう。
また各種見学会に参加することで、豊富な知識をもつ専門家から直接説明や質疑応答に対応してもらえる貴重な機会になるはずです。
さらに就職活動にあわせて現場見学会を開催しているような時には、働く先を選ぶための有用な情報が得られるかもしれません。
・専門家が参加する理由
新しい知識や技術を求めているような専門家も、見学会に参加する場合があります。
たとえば各種セミナーに参加した場合は、座学だけではなく見学会へ参加して現場で学ぶこともあります。
自分の知識や経験をさらに高めたいと考えている時には、他社の見学会に参加してみるのもよいでしょう。
現場見学会には、このようにさまざまな立場の人々が参加しています。
同じ立場の参加者とディスカッションや相談などをしたい時には、一般向けや学生向けなどの表示がされている見学会を探してみましょう。
現場見学会は施工段階によって、さまざまな種類の見学会に分類されます。
ここでは主に「構造見学会」と「断熱見学会」、「完成見学会」についての特徴を紹介します。
・構造見学会
建物の骨組みや基礎工事の様子を見学できる場です。
内装工事がはじまる前の段階で開催されており、見学者は施工方法や建築の構造について実際に見ることが出来ます。
建物の構造骨組みや金物取付方法、構造上の特徴、建物の耐久性や安全性などを視認できます。
又、構造材として使用されている材料の種類や、材の寸法や特徴までもまじかに見ることが出来ます。
・断熱見学会
壁や天井に使われている断熱材の施工状況を見学できる場です。
住まいの快適性を保つために大切な断熱材は、よい断熱材を使ったとしても施工精度が悪いと性能が落ちてしまいます。
見学者としては、断熱材の種類や厚さ以外にも、施工方法を確認できるのが大きなメリットといえるでしょう。
また建物の断熱性能や快適性を高めるための工夫や注意点などが気になる方は、断熱の設計についても現場にて担当者にお聴きになっても良いと思います。
・完成見学会
すでに完成している形の住まいや建築物を見学できる会です。
建物が完成してから、施工主へ引き渡す前の建物が見学できます。
間取りや設備、木材、建材の質感などを直接確認できる点が大きなメリットです。
とくにこれから住まいを建てたいと考えている方にとっては、さまざまな情報を得やすくなります。
たとえば間取りや住まいについての疑問、質問などを設計者、施工者へ直接聞くことができるため、建物に関する具体的で細かな情報を確認しやすくなります。
将来的に自分の住まいを思い通りに建てたい方にとっては、理想的な家づくりのイメージを入手できる大きな手がかりとなることでしょう。
見学会には、このようにさまざまな種類があります。
事前にこれらの特徴について知っておくと、自分にとって本当に必要な情報を得られる場がそこにあります。
どの見学会に参加すればよいのか迷っておられる方は、見学会を開催している工務店や住宅メーカーの担当者にお問合せをされるとよいでしょう。
住宅メーカーや工務店は、各種見学会を定期的に開催しています。
見学会は、日頃自分たちがどのような仕事をしているのか直接に見てもらうことができる数少ない機会です。
図面や写真だけではわかりにくい建築の素材や工法を、建物ごとのこだわりや特徴についても広く知ってもらうことができます。
また各種素材の特性や性能についても、直接見ていただけるので、なぜその素材が良いのかも体感してもらいやすくなります。
その建物の持つ空間性、空気感などは現場で体感して初めてわかる特質です。
一般の方や学生、専門家など建築に興味のある方々が集まる見学会は、さまざまな方とコミュニケーションができる大切な機会です。
とくに幅広い方々が集まることで、住まいに関するお悩みやご要望、気になる問題などを設計者や施工者に直接聴取できるので、わからないことにも直接答えてもらえる事もあるかもしれません。
・家づくりの設計の思想等を知ることができる
設計者や工務店など家づくりの専門家は、それぞれの建物について設計の思想と指標を持ち仕事をしています。
仕事を通してこれらの思想や想いが表現されていることもあり、完成した建物を見学することで、自分たちの生活する住まいへの想いが明確になります。
そしてそれらを又第三者に伝えやすくなります。
現場見学会は、開催側にとっても情報発信の場がそこあるため、興味のある見学会を見つけた時には、気軽な気持ちで参加してみましょう。
現場見学会は、実際に住まいやマンションなどの住まいの完成現場を見学できる貴重な機会です。
当社では建築に興味のある人々にとって有益な情報や体験を提供する場として、現場見学会を定期的に開催しています。
こだわっている施工方法や大切にしている想いについても解説しているので、建築に関心のある方は、ぜひ積極的に現場見学会に参加してみてください。
きっとあなたにとっての気づきもあるかもしれません。
見学会の詳細について知りたい方は、当社までお気軽にお問い合わせください。
「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
前回地鎮祭の様子をお伝えしました京都市西京区「S邸新築工事」ですが、
3月に上棟することが出来ました。
建て方当日は、1階の柱と梁を組立てるところから始まりました。
住まい手さまは地域の木で、地域の工務店で家を建てたいという想いをお持ちで、
今回私どもで施工をさせて頂くことになりました。
構造材の大部分は京都府内産の桧、杉で、一部柱で北山丸太も使用します。
今回は設計士である住まい手さまがご自身で設計をされています。
なるべくシンプルな構造になるよう計画されており、総二階の建物になっています。
お昼ごろには棟が上がり、
同日中に屋根の野地まで乗せることが出来ました。
S様この度は誠におめでとうございます
こちらは上棟後の様子です。
1階にリビングと水周りがあるプランです。
リビングの養生してある梁は現しになります。
ご家族に車いすの方がいらっしゃることもあり、1階は車いすでも動きやすい寸法、動線に配慮されています。
こちらは2階部分です。
屋根断熱は厚み100ミリのネオマフォームです。
壁は柱間に同じ厚みのネオマフォームを充填します。
別の日には上棟式が執り行われました。
工事の安全を祈って、各自が精一杯仕事をさせていただくことを誓い、
いい建物に仕上がることをお祈りしました。
京都市西京区「S邸新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市西京区「S邸新築工事」~解体清祓い~
京都市西京区「S邸新築工事」~地鎮祭が執り行われました~
今回のブログに関連したコラムはこちらをご覧ください。
京の木づかいー地産地消の家づくり
北山杉を活かす家
住宅の祭事
「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
昨年11月にスタートしました、京都市上京区「UCHU wagashi」さまの店舗改装工事ですが2月末に竣工し、
2024年3月6日にリニューアルオープンされました。
「UCHU wagashi」さま、この度は誠におめでとうございます。
京都の街並みに調和する、京町家の外観イメージは大切にしながら、外壁漆喰の補修、屋根瓦の葺き替えをしています。
リニューアル前の店舗より、通りを歩くお客さまに、中の様子を見ていただけるように、
建物正面に桧材で大きな木製窓枠開口を設けFIXガラスを入れられています。
リニューアル後の店舗には、カフェスペースがありますので、お客さまに快適に過ごしていただけるよう、断熱改修も行いました。
内部をスケルトンにした状態から、構造補強も行い、内装を一新し、白基調の明るい空間になっています。
天井は全面吉野杉、壁はジョリーパッドでラフな質感の仕上げとし、床はモルタル拭き取り仕上げです。
カフェスペースの奥には坪庭があります。
大きな盆栽をイメージしており、松は五葉松です。
ベンチに座ってお庭を眺めることができます。
以前の店舗でも使っていたタモ材のテーブル天板、皮つき古材の脚はそのまま残し、リニューアル後の店舗で再利用されています。
西側の大きな窓からは心地よい自然光が入り込みます。
硝子付きの商品棚は家具屋さん制作の造作家具です。
材は全てホワイトオークで統一されています。
ご来店のお客さまからは「木の良い香りがしますね」というお声をいただくそうです。
エントランスにある2本の大きな柱は既存柱の周りにヒノキの柱にて沿え木を施しました。
また、この沿え木には補強と化粧の両方の役割があります。
今回の工事では、これまで使われていなかった2階部分も改装し、事務所スペースや会議スペースとして利用されます。
スタッフの皆さまも、快適に過ごせる空間になっています。
設計はHankai Architectsさまです。
京都市上京区「UCHU wagashi店舗改装工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市上京区「UCHU wagashi」~店舗改装工事が始まりました~
京都市上京区「UCHU wagashi」~木工事が進んでいます~
今回のブログに関連したコラムはこちらをご覧ください。
民家のリノベと活用
京町家と耐震工事
「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市左京区岩倉で「Y邸新築工事」をしています。
街中の喧騒から離れた山の麓、すぐそばに木々の息吹を感じることができるロケーションでの計画です。
前回は基礎暖房の様子をお伝えしましたが、今回は木材検査と、上棟の様子をお伝えします。
Y邸の構造材は、和歌山県の材木屋「山長商店」さんの木材(土台周り、柱は桧、他は主に杉)です。
「山長商店」さんでは、自社の山を持ち木を育てるところから、伐採、製材、加工と、一貫した体制で材の生産をされています。
Y邸は柱、梁など構造体が現しとなる空間が多く、木材の検品、そして選別をするために山長商店さんに伺いました。
構造の柱、梁が化粧材としてそのまま使用されるので、部材の一本一本確認をして、適材適所に木材を選び使用場所を決めます。
梁は、特に断面が大きいので、木目や節など、理想的な材を選んでいます。
柱も、どの面をどちらに向けるかなど、プレカット加工の前に確認し、選別をしています。
構造材が化粧材として見えることで、木がもつ力強さ、温もりが感じられる心地よい空間となります。
恵まれた天気の中、建て方初日がスタートしました。
加工された木材が続々と納材されます。
通し柱は4.8メートル、近くで見ると迫力があります。
こちらの通し柱の部分は真壁になり、柱は桧の化粧柱です。
こちらの柱の間には外部に面した大きなFIXガラスと窓が入ります。
こちらの柱も化粧材として使用されます。
こちらは化粧柱の芯で梁を継いでいる場面です。
こういった複雑な継手の加工は大工さんが手加工しています。
この継手部分も現しとなります。
約3日で、上棟することが出来ました。
Y様この度は誠におめでとうございます。
設計は横内敏人建築設計事務所さまです。
京都市左京区「Y邸新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市左京区「Y邸新築工事」~整地が完了し、地鎮祭が行われました~
京都市左京区「Y邸新築工事」~基礎暖房工事~~
関連コラムはこちらをご参照ください
日本の樹・桧
日本の樹、杉