出雲路をゆく

友人の絵が展示されている、出雲の美術館を見に行ってきました。
友人との車の旅で500kmを悠に超える距離を交代で運転しながら、途中寄り道をし、
松江城や武家屋敷等を見学しながらの建築と美術の目を養う旅でした。

『石正美術館』
島根県浜田市にある石本正氏の生誕の地にある個人の名を冠した美術館。
故石本正氏の絵画、デッサンを含めおよそ14,000点の作品の遺贈を受け収蔵され、展示をされている。
日本画家の石本正氏の絵を展示、そしてその氏と志を同じくする画生達の絵も展示されている。
石本正氏の制作活動の拠点は京都であり、その絵は日本画の枠にとどまらず、
海外への写生の旅を長年に渡って画学生達と行ない、
ロマネスク建築群や街並を題材にその精神に傾倒され、
そのテーマである「祈り」を数多くの絵に書き留められている。
京都の中信美術館で10月30日〜12月11日まで。
石本正の「1950年〜1970年」画業深化の時代 生誕100年展を開催中です。

        
ロマネスクの建物中庭のしだれ桜

『グラントワ・島根県芸術文化センター』
益田市にある音楽ホールと文化センターを持つ複合施設。
地産地消の石州瓦やタイルを使った建物で、用途の違う建物を囲う中庭に雨水を集めた水盤として全体に建物が配置され、
シンプルな建物を一層際立たせています。
設計は内藤廣氏です。

グラントワの中庭

又、来年は、時間をとって島根県立美術館等や松江城下の街並と文化をゆっくりと堪能したいと思っています。

日本の建築・風景などを綴ったコラムはこちらをご参照下さい。
住む町の魅力を考える

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最終更新日:2020年11月9日投稿日:2020年11月7日