京都市右京区「シン京町家」~工事も大詰め、内部の仕上げが進んでいます!~

「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。

京都市右京区「シン京町家」の現場です。
前回は中間気密検査の様子をお伝えしました。
特定した隙間の手直しをし、その後に内部ボードなどを貼っていきます。
少し前までの構造材が見えた状態から、造作工事が進み内部には石膏ボードが貼られました。
内壁が作られ、各空間がカタチになってきました。
これから内装工事で仕上げがされると、また雰囲気が一変します。

1階のリビング、廊下など、塗装仕上げの部分は白系のエマルジョンペイントが塗られています。
ツヤ消しタイプなので、仕上がりはマットな質感になります。
壁など、塗装がされていない部分は和紙で仕上げます。
塗装と和紙の組み合わせが、どのような雰囲気になるのか楽しみです。

中庭に面した廊下にはFIXガラスが入りました。
南北に約7メートルある長い廊下です。
FIXガラスは3枚で、幅約4.7m、高さは約1.5mと、大きな採光スペースです。
東側から自然光がたっぷり入ってきます。
この窓からは中庭が眺められ、気持ちの良い空間になりそうです。

こちらはパウダールームです。
洗面台の向かいはクローゼットになります。
奥はサンルームも兼ねた空間で、
洗濯物干しスペースと、衣類収納の動線が短く、家事に配慮した計画になっています。
動線が近いと家事効率が上がります。
洗濯機周りのレイアウトは、工夫次第で使い勝手がかなり良くなる部分だと思います。

洗面台は造作で、袖壁に合わせて人造大理石のカウンターが入ります。
両サイドには杉板で収納棚を作ります。
白い塗装部分は、水周りなので、ウレタン系の塗料です。

パウダールームの天井は厚み12mmの杉本実板です。
1枚1枚木目や色味に違った表情があり、無垢杉材の風合いが感じられます。
経年による変化も楽しみな部分です。

こちらは2階の個室です。
屋根のカタチに合わせて、一部勾配天井になっています。
単調になりがちな個室ですが、勾配天井で空間に広がりが感じられます。
こちらには壁、天井ともに、ボードの上には、和紙が貼られます。
養生で隠れていますが、床はクリのフローリングです。

以前のブログはこちらをご覧下さい。
京都市右京区「シン京町家」~中間気密測定~
京都市右京区「シン京町家」外壁、屋根の付加断熱工事
京都市右京区「シン京町家」上棟しました
京都市右京区「シン京町家」手刻み
京都市右京区「シン京町家」基礎工事
京都市右京区 「シン京町家」 地鎮際

今回にブログに関連したコラムはこちらをご覧ください。
和紙とクロス

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最終更新日:2023年4月17日投稿日:2023年4月17日