京都市上京区「M邸京町家リノベーション」~内装工事が始まります~

京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。

京都市上京区で「M邸京町家リノベーション」の現場です。
大工工事がおおづめでいよいよ内部の仕上げ工事に入ります。
クロス、塗装の色と使用箇所、電気は仕上げ材との絡みがあるコンセントやスイッチの色・設置する器具の最終的な位置確認などを行いました。

今回は京町家のオリジナルの意匠をそのまま活かす部分が多いですが、
内装工事で大正モダン、昭和レトロなイメージをがプラスされます。
特に、タイル、照明器具などは住まい手さまのこだわりのものを選定されています。

2階の和室もなるべくオリジナルの意匠を残します。
左官壁もそのまま残す予定でしたが、思った以上に劣化している箇所があったため、塗り替えることになりました。
こちらは中塗りが終わったところです。

こちらは2階和室の床脇ですが、設えはそのまま残し、天井には網代を貼りました。

2階の洋間部分です。
勾配天井は、ナラ突板で仕上げています。

洋間の横はウォークインクローゼットになります。
容量、広さも十分あるので、動作もしやすくなっています。
奥は水周り空間です。
洋間を収納と水周り空間にするので、新たに壁を造作し、見た目だけでなく、使い勝手もかなり変わる部分です。

以前使われていた建具類は調整をして再利用する予定です。

外部ですが、傷んでいた屋根の補修をしています。
下屋の劣化が激しい部分は、野地板からやり替えました。
既存色に合わせて塗装する予定です。

玄関庇の腰葺きの部分は、銅板が劣化していましたので、ガルバリウム鋼板でやり替えています。

内装工事が進むと、一気に雰囲気が変わります。
どのような空間になるのか楽しみです。

京都市上京区「M邸京町家リノベーション」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市上京区「M邸京町家リノベーション」木工事が進んでいます
京都市上京区「M邸京町家リノベーション」解体前、解体後の京町家

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最終更新日:2023年10月27日投稿日:2023年10月27日