「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市北区、落ち着いた住宅街が広がるエリアで「M邸クリニック併用住宅」の新築工事が進行中です。
上棟から約1か月半が経ち、すっかり建物が形になってきました。
建物は中心に庭を配置したコの字型のプランで、庭を挟んで片側がクリニック、もう片側が住宅という構成になっています。
中庭を介して光や風が通り抜けるように計画されており、暮らしの場と診療の場が程よい距離感でつながる設計です。
住宅の2階部分は、南側からの採光がしっかり確保されており、自然光が室内に広がります。
こちらは住宅の2階部分のスカイコートです。
外に開きつつもプライバシーを守れるよう杉の格子を取り付ける予定です。
無機質になりがちなクリニック空間も、今回は木造らしい温かみが感じられる設計になっています。
天井には木質パネルを取り入れ、建具や造作家具も木で統一されています。
モダンな雰囲気の中に木の質感が調和し、患者さんにとって落ち着きと安心感のある空間になりそうです。
こちらは待合の部分です。
大きな窓が室内と外をつなぎ、自然光が差し込むことで、リラックスしてお待ちいただけるスペースになりそうです。
東西に延びる廊下に面して診察室やレントゲン室が配置されており、クリニック内部の動線がすっきりと整理されています。
クリニックの部分は診察室が中心にあり、向かって左が患者さん用の通路、右側がバックヤードになっています。
両サイドの壁には高窓が設けられており、自然光が差し込み、気持ちの良い空間になっています。
外壁は東西南北すべてジョリパット仕上げになります。
現在はモルタルの下地として木摺り下地が組まれた状態です。
ジョリパットは、柔らかな凹凸感と温かみのある風合いが特徴で、光の当たり方によって表情が変わるのも魅力です。
上品で落ち着いた印象の外壁になりそうで、こちらの仕上がりも楽しみです。
軒裏は杉板を貼って仕上げていきます。
屋根周りも木の風合いが感じられる意匠となる予定で、外観に温かみと落ち着きを与えるデザインです。
設計は空間工房 用舎行蔵 一級建築士事務所さまです。
以前に施工させていただいた空間工房 用舎行蔵 一級建築士事務所さまの新築注文住宅の施工例はこちらをご覧ください
京都市伏見区「M邸新築工事」
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