壁、天井とも断熱材の充填が終わり下地のボード貼りもほぼ終了しました。
現しにした梁は住まい手様のお父様が子供の頃ロープをつないでブランコにして遊んでおられたという思い出の梁です。長い間天井に隠れていましたが数十年ぶりに現しになりました。

大工さんはニッチ棚(階段の横に設置する腰壁に造ります。)の枠を造られています。

こちらでは棚板の加工中です。

今月中に大工工事が終わる予定で急ピッチで造作作業が進めれれています。
建築工事中にクレームというのは、つきものだと言われますが、工事の内容の不備により明らかに工事側に原因がある場合もあります。
M邸工事は10年前に新築工事を弊社で施工させていただいた建物ですが、10年を機にクロスの張替えをしたいとお電話があり、見本を持って寄せていただき採寸をするべく対応していたのですが、現場を見てみるとキッチンの壁のキッチンパネルの表面がめくれかけていたり、表面が膨らんでいたりしていました。これはキッチンパネルの単なるめくれではなく、キッチンパネル本体の問題であると思いキッチン納入の代理店を通じてメーカーの方に来てもらい調査をしてみると、T社のシステムキッチンでキッチンパネルに使われているD社の商品自体に問題があり、リコール対象になっている事が判明しました。そしてそのキッチンパネル自体の取替工事をおこないました。
まずキッチンが据え付けられている部分を取り外して、問題のキッチンパネルを取り替えてキッチンを再度取付け元に戻したという工事です。結構大変な工事の内容です。
無事取替工事を終了したのですが、これらが施主の方から連絡があって見に行ってリコール工事である事が判明したのですが、これらの工事が単なるクレームとして対応する場合や、施主からの連絡がない場合で工事業者側のミス等と考えられて工事業者の工事不良であると、連絡をいただけない場合を考えるとぞっとします。
今回のリコール工事に対して、代理店やメーカーの迅速な対応に感謝すると共にお客様との私どもとの距離(地理的な距離だけでなく、信頼されているという)が近くて何でも相談していただける事がありがたいと身にしみて感じました。
現在施工中の現場に納めるカウンタ―材を探しに湖北へ行きました。
設計者であるS氏のおつきあいのある材木屋さんがお持ちの乾燥材の無垢ケヤキ材で、一枚もののカウンタ―材です。
長さ7.3mを超える巾700mm以上の大物です。
元で740mm末で570mmという耳付きではありませんが、木の断面そのままの形をしています。
仕上はまだ決まってないのですが、このケヤキの無垢板が仕上げて最終にどのようになって現場に納まるか楽しみです。
折角寄せていただいたので、他に珍しい材が無いかと御聞きした所倉庫のあちこちにいろいろと珍しい材がありました。
建築の用材には、使えそうもないのですが木のモニュメントとして使うかどこか遊園地ででも使ってもらえそうな変木がありました。
ちなみに山からとれたもの(拾った材)と湖に沈んでいたもので材種は、わからないそうです。
ちなみにこの木の値段はとお聞きすると、木の素材の値段より搬入や加工の手間がこの材の値段だと聞かされました。
どこに使われるのかこの目で確かめたいですね。
先月の初旬から大工工事が始まりました下京区の京町家のリノベーション工事の現場です。

以前は低く天井がはられていましたが、勾配天井にし古いゴロンボを現しにして天井を高く開放的な空間に
しています。
昭和の初め頃に建てられたこちらの京町家は住まい手様のお話によると昭和25年のジェーン台風で遮るも
のがなかった南側の外壁に大きな損傷を受けたそうです。解体してみると南側の土壁は落ちてしまっている
ところが所どころありました。

以前は連棟だった北側の壁の仕上げをめくると綺麗に土壁が残っていました。

南側の外壁の損傷もあったせいか以前に受けていただいた耐震診断の際に補強や補修をしたほうが良いと
アドバイス受けたこともあり何よりも次の世帯の住まい手様に住み継いでいかれるために耐震性能を今よ
りも良くするために今回の工事のご依頼を受けました。
土壁が落ちてしまっていた南側の外壁は耐火と構造的に働くダイライトという面材を全面にはり奥行方向
の数値を確保しました。また全体的に壁料が少ない間口方向は土壁を乾式化した荒壁パネルを設置しています。

大工さんが既存の梁に柱と留め新たに土台を据えて荒壁パネルを設置するための枠を作っています。

見えにくいのですが荒壁パネルを設置後はこのようになります。
荒壁パネルには様々な特徴がありますが特に今回は伝統工法で建てられている町家ということもあり地震
に粘り強く両面張りで壁倍率が2.6倍とれ工期もさほどかからないといことから採用しました。
耐震補強と内装の工事の内容は引き続きアップしていきます。
里山交流会を今年も3月25日に開催し、杉の苗を山に植えたのですが、
一般に山の植林(人工林)と言えば針葉樹の杉、桧を指します。
人工林で人の手が入る前の山は、広葉樹林が多いのですが、これらが戦後の材木の需要に答える為に
杉や桧が植えられ一気に人工林が増えました。
それらの人工林の伐採の後に新たな植林を、杉や桧以外のドングリ等の広葉樹を植えたらと言う話もあり、
広葉樹の苗を見に南丹市の中西至誠園に伺いました。
中西至誠園に着くと辺り一面の苗畑に小さな苗木が植えられていました。
杉、桧、松の針葉樹はもちろんの事、広葉樹のドングリのクヌギ、コナラは椎茸の菌床の丸太になるらしいのですが、
これらも実生から数多く植えられていました。
又、ケヤキ、桜、もみじ、イタヤ楓、ヤチダモ、ハナミズキ変わった所でさかき、しきみ等も少量植えられていました。
後中西家の自家用でタラの木がありました。
これらの木と共に栗やクルミや桃等の果樹の木が山に植えられれば楽しい山になりますね。

杉の苗木

ヒノキの苗木

クヌギ、コナラの畑

ケヤキの苗木

もみじの苗木

たらの木