「大山崎の家」を施工事例に掲載しました。
ヒュッテを連想させる外観の木造住宅です。
外断熱工法で、気密性、断熱性を高め、快適な温熱環境を実現しています。
無垢の木材を使用し、暖かい空間になりました。
施工事例はこちら「大山崎の家」施工事例
「大山崎の家」を施工事例に掲載しました。
ヒュッテを連想させる外観の木造住宅です。
外断熱工法で、気密性、断熱性を高め、快適な温熱環境を実現しています。
無垢の木材を使用し、暖かい空間になりました。
施工事例はこちら「大山崎の家」施工事例
京都市右京区「鳥居本の家・K邸新築工事」
現場では木工事と屋根工事が進行中
日本瓦葺の前に下地の桟を取り付け
引掛桟の和瓦葺きとなります
外壁の下地もでき、建物の外観が少しづつみえてきました
土庇部分の柱は北山丸太
取次の床は畳で仕上げます
出窓からは坪庭が眺められる
枠材は全て京都府内産の杉材、桧材
こちらの建物は6月8日(土)に構造見学会を予定しています
京都府内産の構造材、断熱材の様子等もしっかり見ていただけます
ご興味のある方は是非お問い合わせください!!
詳細はこちらから⇒「鳥居本の家・K邸新築工事」構造見学会のお知らせ
キッチンの由来はラテン語のco-quinaで、火を使う場所を意味します。
約200万年前の旧石器時代には火が用いられ、食材を直接焼いたり、焼き石をフライパンのように用いて食材を加熱していました。
新石器時代になると、土器を使って湯を沸かしたり、食材を煮炊きするようになります。
火の使用は現在ほど盛んでなく、火は灯りや暖としての役割を担っていました。
古墳時代の中盤に入ると加熱用の調理器具としてかまどを使うようになります。
かまどの歴史は長く戦後まで利用されていました。
台所は平安時代頃から使われ始めた言葉です。
台盤所という場所が由来で、内裏や貴族の家には食事を行う部屋がありました。
当時は現在のような台所の機能はなく、調理されたおかずやごはんを台盤所で配膳して食事をしていました。
調理は別の棟で行われ、調理場は大炊殿(おおいどの)、厨(くりや)と呼ばれました。
身分が高いほど独立した部屋を所有していた時代で、台盤所がある家は裕福であったと言えます。
食事情は地域や住環境、身分によって異なり、かまど、囲炉裏が主な調理設備でした。
囲炉裏は建物の中心部に設けられ、灯りや暖房の役割もしていました。
大正時代になると台所事情を改善する動きが見られましたが、農村部でのライフラインの確立まで及びませんでした。
戦後までは一般住宅に床上と土間空間があり、かまどと七輪が使用されてきました。
地域によっては囲炉裏を使っているところもあります。
戦後になると電気・ガス・水道が普及し、セパレート型のステンレス流し台(ブロックキッチンは流し台、調理台、コンロ台がそれぞれが独立しそれらを並べたもの)が登場し、
そしてそれがシステムキッチンへと変化してきました。
システムキッチンは台所設備がセパレートされずに一体化したものをいいます。
フルオーダーの注文を具現したものがシステムキッチンです。
流し台、調理台、コンロ台、収納棚がひとまとまりで構成されています。
意匠的にも機能的にも使いやすく設計されています。
現在のシステムキッチンと呼ばれているもののほとんどはセミオーダーでメーカーの種々の既成のものが用意されています。
ただ、ブロックキッチンのように部分ごとに修理や取替えはできません。
ブロックキッチンの利点は修理や取替が簡易にできることから、間取りの変更もしやすく事務所、テナントで多く採用されています。
おくどさんは京都、香川の高松などで使われる方言です。
かまど、かまどのある場所の守り神を意味し、へっついと呼ばれることもあります。
現在の調理設備はガスコンロが主流で、かまどを見る機会が少なくなりましたが、京町家や古民家の一部に残っています。
かまどは食べ物を加熱する調理設備で、5世紀頃に朝鮮半島から伝わってきました。
かまどの歴史は長く、ガス、水道、電気が整備されていなかった戦後まで使われました。
一部の地域では囲炉裏を使い、かまどと囲炉裏を併用したところもあります。
かまどで調理を行うには井戸で水を汲み、薪で火を起こす作業が必要です。
乾燥させた薪を準備し、調理時に火吹き竹で火力を調整するなどの手間がかかります。
現在は炊飯ジャーが普及しているため、かまどでご飯を炊くことはほとんどなくなりました。
かまど炊きのごはんは吸水と火加減、蒸らしが必要でひと手間かかりますが、お米全体に水分がわたることで甘みが出て美味しく炊き上がります。
数が減りつつあるかまどですが、今でも神事や伝統行事でお湯を沸かす際にかまどを用いることがあります。
キッチンのモデルチェンジは頻繁にあり、様々な機能を持ったキッチンが登場しています。
システムキッチンは大別してオープンタイプとクローズドタイプがあります。
オープンキッチンは対面式とも呼ばれ、ダイニングやリビングの様子を見れることから子育て世代を中心に人気が上昇しています。
オープンキッチンは開放的なため、ニオイや湿気が隣接する部屋に流れ込むデメリットがあります。
クローズドキッチンはキッチンスペースが閉鎖的です。
におい移りの心配がなく、調理に集中できるメリットがあります。
システムキッチンにはアイランド型、ペニンシュラ型、I字型、L字型などがあります。
アイランド型は台所の中心部に独立した調理スペースがあります。
調理スペースが広く、家族や来客と調理を楽しむことができます。
アイランド型は排煙装置を完備し、同室に窓を設ける必要があります。
また、スペースに余裕が必要で、油はねと汚れ掃除が大変です。
ペニンシュラ型は一方が壁に面した解放感のあるキッチンです。
オープンキッチンに適していますが、収納スペースを取りにくい点がデメリットです。
I字型は直線状に台所機能を集結させたキッチンです。
コンパクトなキッチンで狭いスペースを有効に活用できます。
L字型は台所機能の並び方がL字になることからついた名称です。
やや広めのスペースが必要になります。
キッチンはデザイン性や最新システムに注目しがちですが、使いやすさやメンテナンスが容易なことが必要とされます。
キッチンの在り方は多様性があり、住まいと利用者のニーズに沿った選択が大切です。
キッチンは設備機器の利便性に加えて、採光や換気についても注目しましょう。
まず、キッチンのシステムは年々グレードアップしています。
新モデルのキッチンに目を奪われそうになりますが、理想の住まいに必要な設備を備えたキッチンであるか吟味すると良いでしょう。
シンクは幅と高さが重要です。
台所での作業は立ち仕事です。
シンクの位置がおへそのあたりに来ると疲れにくい姿勢で作業を進めることができます。
壁面素材は外観に加えて、掃除の際に手間がかからないものを選ぶと良いでしょう。
キッチンパネルやステンレスは掃除をしやすく便利です。
タイル製のキッチンは人気がありますが、凹凸があり目詰まりしやすく掃除に手間がかかります。
煉瓦、テラコッタは油を吸着して汚れるおそれがあります。
キッチンではにおいと煙が発生するので、換気扇、排煙装置も大切です。
排気機能に加えて、メンテナンスのしやすさも選ぶポイントになります。
キッチンには様々な種類と配置がありますが、建築の意匠と使いやすさを踏まえて選びましょう。
オープンキッチンはダイニング、リビングと隣接します。
においが部屋につきやすく、壁が油染みで汚れる弊害があります。
換気扇の取り付けだけでは不十分なので、キッチンには窓が必要です。
間取りは外に面した箇所が優先されます。
窓があると風通しが良くなり、光が入って明るく快適な空間になります。
キッチンの熱源についても検討の余地があります。
これまではガスの使用が一般的でしたが、オール電化住宅も増えています。
IHクッキングヒーター、エコキュートの導入によって、温室効果ガスの削減や光熱費の節約を図ることも可能です。
これからのキッチンはモデルチェンジが繰り返し行われて、新モデルのキッチンが続々と登場することが予想されます。
建築意匠に加えてライフスタイルに合った機能性のあるキッチンを選択することが大切です。
京都市F邸リノベーション工事
内装工事も完了し、お引渡しをさせていただきました。
木造2階建住宅の構造躯体を活かして、和の空間を新しく木材、和紙、石材等本物の素材を使用しフルリノベーションしました。
耐震性能、断熱性能の向上もおこなっております。
今回はF邸リノベーションお住まい内部を一部ご紹介します。
桜材を中心に、様々な樹種の無垢材を使用しています
リビング中央の柱は桜材、床材も桜材です(アメリカンチェリー)
2階の寝室
杉の格子、障子の入った壁面は和紙で仕上げ
間接照明が柔らかい印象
階段板には無垢のタモ材
左官で仕上げた壁面の質感が間接照明で良い雰囲気に浮かび上がっています
木の温もりの感じられる素敵な空間になりました。
F様、この度はおめでとうございます。
京都市右京区「嵯峨の家・Y家(旧I家)改築工事」萱葺屋根の葺替え工事の様子です。
周囲の山々を背景に、茅葺き屋根の建物が里山の風景をつくっています。
現在はほとんど使われることのなくなった茅葺き屋根ですが、優れた断熱性、吸音性、吸湿性を持った材料です。
また、元の茅も自然に帰る素材、肥料などに再利用することもできます。
長年の劣化と、台風被害にあった茅葺き屋根部分
雨漏れもあり、シートで覆われています
茅葺き屋根の部分も、使える材を一部、再利用しています
丸で囲んだ少し色の濃い部分は元の材料
扠組の小屋組みの上に、下地部は、すすき(かや)、表面は葭(よし)を使い、横桟(竹)を下地小屋組み母屋に縄で止めていきます
最終的に厚みは50センチくらいになります
茅葺き屋根は葭の導水効果で雨水が表層を流れ落ちていきます
近くでみると、棒状になっている様子がよく分かります
ひと束づつ重ねていき、少しづつ屋根の形ができていきます
葭材は修復前の屋根に使ってあり、今回もその形を踏襲しています
こちらの現場では、6月8日(土)に復元現場見学会も予定しております!!
詳しくはこちらをご覧ください「嵯峨の家・Y家(旧I家)改築工事」復元現場見学会