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注文住宅のこだわりの木の家~事例ご紹介~

昔ながらの木の家は、住む人が変わって子や孫の世代になったとしても住み続けることのできる、住み心地のよい住宅です。
理想とする住まいづくりを検討されている方は、思い切って注文住宅で夢を実現してみてはいかがでしょうか。

ここでは私たち竹内工務店の手がけた木の家について、事例を踏まえて紹介します。
京都ならではのこだわりが詰まった注文住宅を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。

●京の家づくり文化をあらわし、気候や風土に合わせた家づくり

京都の嵯峨・嵐山は、世界中から観光客が訪れる場所です。
現在では観光地というイメージの強い土地ですが、江戸時代以降には保津川を利用した「いかだ流し」は物資を輸送するための要路として経済発展に貢献していました。
丹波山地から切り出された木材は嵯峨へと送られ、嵯峨は木材の集積地として全国に知られるようになったのです。
木材の集積地である嵯峨には、木材を加工・販売する製材業や木材業が数多く立ち並んでいました。

私たち竹内工務店は、このように木材と深い関わりのある京都・嵯峨で創業しました。

千年の古都である京都には、多くの世界文化遺産があります。
貴重な文化を守るため、これらの建造物の修復や維持などには今でも伝統的な技術が活用されています。
京都の家づくり文化では、とくに地域の気候や風土にあわせた住まいが求められます。
身近にある材料を地産地消の精神で活用し、伝統的な技術をもつ地域の職人の手仕事によって、一つひとつの住まいが建てられているのです。
京都の家づくりとは、先人からの知恵を受け継ぎながらも未来へとつなげることのできる歴史的な文化といえます。

私たち竹内工務店は、現代人の生活にあわせた機能を取り入れることで、子や孫の世代にまで受け継いでいけるような住まいづくりを目指しています。

●木を使った注文住宅のプランニング

日本の住宅には、周囲の自然と調和するような住まいの工夫がいたるところで活用されています。
四季折々のうつろいを肌で感じられるような住まいに長く住み続けることで、日本の豊かな自然を実感できることでしょう。

木を使った注文住宅の場合には、住まいが周囲の自然と調和するようなプランニングがよいでしょう。
私たち竹内工務店が施工した事例をもとに、代表的な方法についていくつか紹介します。

・自然の光や風を取り込む

自然の光や風を取り込むことで、明るく過ごしやすい住まいへと導けます。
昼間に照明をつけなくても明るいような空間があると、家族団らんのひとときを過ごしやすくなることでしょう。

たとえば窓から入ってきた自然の光や風が住まいの中でも通りやすいように、吹き抜けを作る方法があります。
この場合はトップライトや高窓を使うことで、自然光を取り入れやすく又、風を通し排熱もかなえます。
ただし周辺にある建物などの環境によって、光の入りやすさ、風のとおりは住宅ごとに異なるため、事前に建物や敷地の情報をしっかり考えてから配置するのが大切です。

・開放感のある空間

広さを感じるような空間があると、ゆったりとした気持ちで過ごしやすくなります。
勾配天井で部屋に高さを増して広がりのある空間にしてみると、開放性のある住まいとなるはずです。
また天井裏を作らずに梁をあらわにするという大和天井は、とくに数寄屋造りの和室に向いています。
古民家でよく使われている方法を取り入れることで、日本風の住まいに開放感のある空間を取り入れやすくなるのです。

・空間に変化のあるデザイン

室内に変化をつけて豊かな空間を住まいに活かすときには、本来は隠れている梁を、デザインの高い「あらわし梁」として使ってみるのもよいでしょう。

梁は2階の床や屋根を支えるための構造材です。
昔ながらの日本家屋では、年数を重ねた木材が立派な梁としてよく用いられていました。
近年では梁の下に天井が張られており、どれだけ立派な梁であってもその存在を感じられなくなっています。
あえて梁の姿を見せることにより、木の温かみを感じられるようなナチュラルなデザインとなることでしょう。
天井を高くできるため、開放的な空間づくりにも役立つのです。

このように昔ながらの住宅に活用されていた方法を現代に取り込むことで、環境に優しく、家族で過ごしやすい住まいづくりができるのです。

●こだわりの素材を選び、使う

素材のもつ魅力を活かしきるような手仕事は、日本の伝統的な職人が生業としているものです。
現代的な建築物では輸入材に頼った建築物も少なくありません。
しかし日本古来の伝統的な文化を残すためには、職人の技術を発揮できるような素材が必要です。
「無垢木材」、「漆喰」、「地産地消の素材」など昔ながらのこだわり素材を積極的に使うことで、職人はきっと力を発揮しやすくなるはずです。

・無垢木材

人工的に作られた建材ではなく、余分な手を加えていない木材のことです。
天然の木からとれる素材ならではの性質を楽しめます。
天然素材ならではの一つひとつが異なる木目は、それぞれが個性的で見る人の気持ちを楽しませてくれます。
また木の香りがする素材のため、気持ちを穏やかにしてくれます。
独特の質感と肌触りは、心地よさを感じさせてくれることでしょう。

時間が経つにつれて風合いが変化して、艶が増える、色が濃くなるなど変化もさまざまです。
まるで人と同じように変化する無垢木材は、使う場所に合わせて浮つくりやなぐり加工といった表面加工をすることで、さらに私たちの目を楽しませてくれます。

・漆喰

珊瑚礁が長い時間をかけて石灰石となり、石灰石を焼いた「消石灰(水酸化カルシウム)」が原料となっている自然由来の素材です。
耐久性、耐火性、調湿効果に優れており、一般住宅だけではなくお城にも使われています。

住まいの風当たりや陽当たり、気候や季節などによって異なる塗り方をする漆喰は、長年にわたり培ってきた技術を身につけた職人による手仕事が要です。

・地産地消の素材

その土地でとれた素材をその土地のために使うという地産地消の考え方は、住まいづくりにも役立ちます。
たとえば京都には「北山杉」や「北山丸太」があります。
北山杉は、1400年頃からつくられはじめたと言われており、現在まで約600年もの歴史を刻んでいます。
室町時代には千利休による茶の湯文化の影響で、茶室などの数奇屋建築によく用いられるようになりました。

北山杉を使って作られた製品を北山丸太と呼び、磨き上げられた丸太の美しさには目を見張るものがあります。
長い歴史により技術が発展し、磨丸太や人造絞り丸太など独特の加工方法も開発されました。
北山丸太は滑らかで光沢がある木肌や、千割れが生じにくい特色など600年の歴史の重みを感じさせるとして、京都府伝統工芸品にも指定されています。
北山杉や北山丸太のように、その土地で育った素材だからこそ、その土地がもつ本来の風土に調和しやすくなるのです。

このようなこだわりの素材を選んで使うことで、日本の伝統的な文化を身近に感じることが出来ます。
現在から未来へと文化を継承できるような住まいづくりができるようになるのです。

●まとめ~竹内工務店の木の家~

歴史のある京都ならではの住まいづくりについて、竹内工務店がこだわる木の家の特徴を紹介しました。
私たちはつくり手の顔が見えるような木の住まいづくりをしています。
こだわりの木の家でつくった注文住宅は、きっと家族皆様が過ごしやすい空間になることでしょう。

竹内工務店のホームページでは、これまで手がけてきた注文住宅の施工事例集も公開しています。
京都ならではの木の家を住まいにしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
今回紹介した以外にも気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

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