最新情報一覧

住宅相談会のお知らせ

「建築家と一緒につくるマイホーム」というテーマで住宅相談会を開催します。

当日は建築家も一緒に相談に応じています。

完成までのプランニング過程や模型、パネル、現場写真なども多数展示されます。

その場でリフォームの相談も可能です。部分リフォームから全面改装まで、「土地探しから始めたい」また、「住宅ローン」のご相談にも対応いたします。

予約不要、相談無料です。この機会に、ご家族とお気軽にご来場ください。

■ 日程 9月2日(土)、9月3日(日)
■ 時間 11:00~18:00
■ 会場 イオンモール京都五条 3階イオンホール

こちらのイベントは終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。

(現場ブログ)木の工事色々

京都市の小学校の丸太ベンチを施工させていただきました。
元々地域の方が作られた丸太ベンチが古くなったため新しく遣りかえました。
沢山の地元の子供さんに地元の北山丸太を知ってもらいたいという思いから径が大きいところでは30cm位になるものをうまく材木屋さんに選んでいただき塗装までしていただきました。
見づらいですが京杣木の焼印も入ってます。

これが塗装したものです。

もともとの座を再利用です。やはり寸法が少し合わずにモルタルを大工さんと詰め直し転がらようにしました。

出来上がりはこんな感じです。たくさんの子供さんがここで楽しんでくださること良いなと思います。

職人の手仕事 ロートアイアン

ロートアイアンとは

「ロートアイアン」をご存知でしょうか。
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、それはヨーロッパで発展した「手工芸鍛造」のことです。
日本建築では昔から「木」が主流でしたが、ヨーロッパではフェンスや階段、門扉、そして窓枠など全てが鉄で作られていました。
ロートアイアンは「鍛鉄」や「練鉄」の意味を持っており、熱く熱した鉄を叩いて職人が一つひとつ手続りで作り上げています。
そんなロートアイアンは、デザイン性にも優れており、装飾美と機能美を兼ね備えています。
それに加え、セキュリティ設備としての機能(頑丈である)もあることから、日本でも防犯設備として見直されています。

ロートアイアンの歴史

現在のロートアイアンが誕生したのは13世紀頃のヨーロッパです。
イタリアやドイツなどの教会のフェンスや門扉に採用され、その美しい装飾が人々の目を惹きつけました。
それから18世紀にかけてその技術が磨かれてきましたが、19世紀の世界的な戦争でロートアイアンは一時作られなくなってしまいました。

しかし、19世紀後半に再度ロートアイアンが注目されるようになり、家具の分野で復活しました。
日本でロートアイアン(鍛鉄)が造られるようになったのが1960年代です。
職人の手で一つひとつ作られるその美しい装飾は機械では作り上げることができません。

ロートアイアンと建築

日本において、現在家具(金具)を中心にロートアイアンが使用されていますが、建物の一部にも使用されはじめました。
窓の外柵や玄関の屋根部分、内外階段の手すり部分や、門、バルコニーの柵などさまざまな部分に使用されています。
機能性と装飾性に優れたロートアイアンは、洋風な建物を一際引き立てるもの。
ロートアイアンは以前は輸入に頼っていましたが、最近では日本国内で職人の手により造られています。

日本の職人が織り成す繊細かつ機能的なロートアイアンは、愛好家の中では人気があります。
これからどんどん一般住宅に使用されてくるでしょう。
優美で頑丈であり長持する、建築物に適したものであるのは間違いありません。

ロートアイアンと職人の手仕事

ロートアイアンは職人の手によりひとつひとつ丁寧に作り上げられています。
あの繊細な装飾美は職人の手でしか作り上げることができません。
どれも同じように見えるのですが、ひとつひとつ手作りですから、同じものは一つもありません。
鉄を曲げたり、さまざまな装飾が施されているなど、昔ながらの鍛鉄で作り上げられたロートアイアンは本当に美しいです。
デザイン的にはヨーロッパの味を受け継いでいますが、作り上げているのは日本の職人さんです。
シンプルなデザインで加工されたロートアイアンは、和の住まいにも合う逸材です。

京唐紙

京唐紙のルーツは

「唐紙」とは奈良時代に中国「唐」から伝えられた美しい細工紙のことです。
当時は高級細工紙として貴族などの間で使用されていました。
平安時代になると京の都、つまり京都で唐紙が生産されるようになりました。
住居の襖や壁紙などに使用される京都の伝統工芸品となったのです。
京都の伝統工芸品となった唐紙は「京唐紙」と呼ばれ、現在もなお日本人に愛される存在です。

京唐紙の文様は、植物や動物や幾何学模様等をデザインされ、版木に彫られて、それらを染料等で染めたもので和紙に擦り込む方法で作られています。
京都にはそんな手間ものを、職人さんが今なお昔と変わらない技法で京唐紙を作り続けています。
それらは和の住まいを支える大切な技術と伝統と言えるでしょう。

京唐紙の特徴は

京唐紙は襖などに施される「版画」のことで、現在でも、寺院や茶室などに使用されています。
いろんな色の和紙に版画で摺られた美しい模様は京都を代表する伝統工芸品です。
身近なところでは京町家の襖等にも使われています。

唐紙には「京唐紙」と「江戸唐紙」があります。
「京唐紙」は越前奉書紙や鳥の子紙などの高級な加工原紙を用い、伝統的な紋様が押されています。
「江戸唐紙」は秩父や小川町で生産された細川紙を用いており、江戸小紋が多用されています。
どちらもとても繊細で美しい歴史的な伝統工芸品です。
特に日本での唐紙作りは京都発祥です。
その伝統文化は今もなお後世に受け継がれています。

和の文化を担う素材・京唐紙

京都伝統の木版摺りの技法による京唐紙は、日本文化や日本の風土に合ったもの、つまり日本の感覚を反映した文様(デザイン)となっています。
主に寺院や茶室、料亭、町家などで使用されてきました。
京唐紙は主に越前奉書紙や鳥の子紙といった高級な加工原紙が用いられてきました。
その美しい原紙に王朝文化の流れを汲む文様が描かれたものが好まれていました。

ただ、どれも同じような文様で描かれてきたわけではありません。
使用する人や建物に合わせてデザインされ、造られてきたものです。
茶人に好まれるもの、公家に好まれるものなどさまざまな文様がデザインされ使われてきました。
現在にデザインされたような斬新な文様のものもあります。
このようなものは、和モダンな住まいのもってこいですね。

京唐紙は現在見直されている

京唐紙は、様々な壁紙や欧米文化が主流になったことから、一時あまり姿を見なくなりましたが、最近になって静かなブームが起きています。
料亭や旅館をはじめ、さまざまな和風・洋風の建物の内装に使われたり、一般住宅にも部分的に使われたりしています。
それは「和」の伝統文化が再度見直されてきていることが理由ではないでしょうか。

和の伝統文化はとても繊細で美しいものです。
京唐紙は、京都を代表する伝統工芸品です。

イギリスの伝統工芸のウィリアムモリスの壁紙が、今でも世界中で好まれて使われています。
一方京唐紙も現代の住まいに使うことで、歴史や文化を感じられる空間を演出することができます。
「古い伝統を新しい感性で使う」身近に優れた素材がありますが、現代にいかしたいですね。

木の住まいと防火について

火に強い構造は

一般的に木造建築の防火性が低いように感じてしまうのは「木」という材質が燃えやすいものだからだと思います。
しかし、木造の建物は意外にも火に強いことをご存知でしょうか。
木材は燃えると表層部が炭化するので、延焼をストップしてくれます。
つまり外側は燃えたとしても、中心部まで燃え拡がらないので、一定の強度を保つことができます。

特に最近の木造建築では防火に対応する耐火木造の新工法ができてきています。
そして又、下地を不燃化することにより耐火性に優れた住宅を建てることが可能となっています。

防火の基準は

木造建物には防火・耐火基準が定められています。
それらは「建築基準法」で定められており、その中の「防火構造」基準については、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるのもであるか、
国道交通大臣の認定を受けたものとされています。
建築基準法で定められている木造住宅の防火基準は以下の通りです。

  • 外壁や軒裏を防火構造にする
  • 屋根には不燃材料を使用する
  • 室内側(天井や壁)は15分の耐火性能が必要
  • 木造住宅を建てる際はその他防火上の工夫をすること

木は火に強い(弱くない)

木はキャンプファイヤーなど燃やすために使用されることも多く、燃えやすいイメージがあるはずです。
しかし、木材は実は火に弱くないのです。
火災が起きた時、確かに木は燃えてしまいます。

しかし、燃えるのは表面部分だけです。
木の表面だけが燃えて「炭化層」を作ります。
つまりは炭です。
木が炭化層を作ることでそれ以上燃えにくくなるのです。
木造の建物は火災が起きたとしても、燃え尽きるまで時間がかかるので、鎮火作業をスムーズにおこなえば内部まで燃えることがありません。

では鉄はどうでしょうか。
鉄骨の建物は火災に強いイメージがあるかと思います。
しかし、鉄は一定の温度を超えてしまうと形が変形し曲がってしまいます。
(鉄の融解温度は1,500°です)
そうなると強度が失われ建物が一気に崩れ落ちてしまいます。
鉄は火に対して強いようで強くないのです。

木造建築と防火構造

木造建築において必要なのが「防火構造」です。
建物が密集している場所で火災が起きた際に、延焼を防ぐことのできる構造をしている建物を防火構造と言います。
特に木造住宅が密集している地域で火災が起こると、大災害を招く可能性が否めません。
防火構造の建物があれば、大災害を防ぐことができると言えるでしょう。

では防火構造にするにはどうしたら良いか。
それは、外壁や屋根、軒先を防火性能の高いものを使用すれば良いのです。
防火性能を持つ材質や塗料を使用することで、火災を最小限に押さえることができます。
只木材の不燃化処理は、コストが高いのであまり一般的ではありません。

木材については「燃えしろ設計」ー木部の炭化で酸素が供給できなくなり、結果延焼をくい止めて残った部材で建物を支えるように設計をする手法があります。
燃えしろ分の部材の断面寸法を大きくすることによることから「燃えしろ設計」といわれます。
そして使用木材の木部の下地を不燃材で作ること等でも防火の対応できるようになりました。
又、地域での消火活動がスムーズ行なえるように自主防災組織等が設置されている地域であればこの限りでありません。

これらにより都市部の防火地域や準防火地域においても京町家が現況の姿や形を踏襲して改修することもできるようになりました。
又、私たちの家づくりにおいて特徴である外壁、軒裏にも木材を使った住宅が、防火に対していろんな工夫をすることで、地域を問わずに新築でも建設することができます。