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「京都府T邸新築工事」~RC造部分の鉄筋工事~

「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。

「京都府T邸新築工事」の現場です。
T邸は敷地の東側、西側で高低差があり、地面の低い部分はRC造の建物になります。
現在RC造部分の鉄筋工事が進んでおります。
中央の土が見えている部分は地下にある庭で、地上から自然光が入るよう、上部は吹き抜けになります。
RC造部分はガレージ、駐輪場、趣味室などがあり、地下の大部分はコンクリート打ち放しの空間として計画されています。

大きな空間ですが、職人さんが1本づつ鉄筋を組んでいきます。
今回はRC造の建物全体を支えるため、D13,D16の他、太径の鉄筋D19を使用する部分があります。

D16までの鉄筋の場合、重ね継手で鉄筋を一体化させますが、
D19の鉄筋の継手方法は、圧接継手を用います。
鉄筋を組んだ後、圧接をする職人さんが圧接を行います。
D19鉄筋の継手、鉄筋の長い部分は機械を使って直角でかつ平滑に切断します。

鉄筋の切断後、鉄筋に圧接器という器具を取り付けて加圧し、圧接面(切断面)同士を密着させます。
このような工程は普段木造の建物ではあまり見る機会がありません。
職人さんに色々とお話を聞きながら、それぞれの工程の作業内容を確認していきます。

バーナを使って、鉄筋の表面と中心部の温度差がなくなるように十分な時間加熱をします。
この時鉄筋は1500度の高温になっています。
しばらく高温の状態が続きますので、注意が必要です。

圧接継手した部分は鉄筋が丸く膨らんでいます。
横の方向がD19の鉄筋、縦方向の鉄筋はD13です。

継手部分のふくらみには基準があり、ふくらみの直径、ふくらみの長さ、軸のズレなどを確認します。
こちらの3本は検体として、試験場にて引張試験を行います。

それぞれの箇所で、鉄筋のピッチ、本数なども確認します。

上から見ると、かなりの量の鉄筋が使われていることが分かります。
その後に型枠が組まれ、コンクリート打設となります。

「京都府T邸新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
「京都府T邸新築工事」~地鎮祭~

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コンクリート打ち放し

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