ZEH(ゼロエネルギーハウス)について

ZEHとは

最近ニュースなどで耳にするようになった「ZEH(ゼッチ)」ですが、言葉だけで何のことなのか理解されていないもおいでになるかもしれません。
ZEHとはNet Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語です。
その意味は「エネルギー消費量が正味ゼロの住宅」のことを指しています。
もちろん、人が生活する上でエネルギーゼロの住宅なんて現実的ではありません。
ZEHはあくまで「正味ゼロ」であって完全にゼロではないことを理解しましょう。
要はプラスマイナスゼロという住宅なのです。
省エネがしっかりできる住宅であり、その上で必要なエネルギーを自ら生み出すことのできる住宅こそがZEHです。
一般家庭においてエネルギーを自ら生み出すことのできるものと言えば「太陽光発電システム」や「エネファーム」です。
このような自らエネルギーを生み出すことのできるシステムや設備が必ずついているのがZEHです。
現在政府が一丸となってZEHを普及させようとPRをして実行を促しています。

省エネ設備機器について

ZEH(ゼッチ)におすすめの省エネ設備機器はどのようなものがあるのかを紹介したいと思います。

太陽光発電&蓄電池
太陽光発電により発電した電気は、電力会社に売ることが可能です。
また、蓄電池を設置することにより、停電時も電力を効果的に活用することができます。
コージェネレーション
家庭用燃料電池「エネファーム」は、燃料電池によって、ガスから取り出した水素を空気と反応させて発電します。
発電時に出る排熱でお湯を沸かすことも可能です。
小型ガスエンジン「エコウィル」は、小型ガスエンジンの動力で発電機を回し、電気をつくります。
エネファーム同様、排ガスの排熱を利用して効率よくお湯を沸かすことも可能です。
高効率給湯器
高効率給湯器と言えば「エコキュート」や「エコジョーズ」です。
エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ式の給湯機です。
消費電力に対し約3倍もの熱をつくることが可能です。
エコジョーズは、余った排熱を有効利用し、少ないガス量で効率よくお湯を沸かします。

省エネ設備機器とはちょっと違いますが、住宅を建てる際に「断熱窓」や「断熱材」を導入し熱損失を少なくする事が省エネに繋がります。

建物の省エネ

設備機器以外にも建物の省エネに繋がるものを紹介して行きたいと思います。

断熱材
断熱材は室内の空気が外に出ることを防ぎます。
建物を建てる上で断熱材はとても重要なものです。
夏は涼しく、冬は暖かくを実現するために必要不可欠です。
現在一般的に使用されている断熱材は主に2種類です。
「繊維系」は細かな繊維の隙間に空気を閉じ込めて断熱するタイプの断熱材で、無機繊維系と木質繊維系があります。
「発泡プラスチック系」は無数の気泡の中に空気を閉じ込めて断熱するタイプの断熱材です。
このような断熱材を建物全体に使用することで高い省エネ効果を得ることができます。
断熱窓
建物の壁には断熱材は入っているため、壁は熱が伝わりにくいのですが、熱損失が多いのがガラス面ももつ「窓」です。
ガラスやサッシ枠から熱や冷気が進入することが圧倒的に多く、断熱材だけでは省エネは十分ではありません。
そこでおすすめなのが「断熱窓」の導入です。
断熱サッシと高機能ガラスにより断熱性を高めることで、窓から外気の進入を防ぎます。
高機能ガラスは、ペアガラスが一般的ですが、近年遮熱を目的にLOW複層ガラスの使用も増えてきています。
そして日射をコントロールをするための庇や外付けブラインド等もこれから増えてきそうです。

今後の動向

今後2020年までに政府は「標準的な新築住宅でZEHの実現を目指す」としています。
また、2030年までには「新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」ことを名言しています。
今後建てられる新築住宅はZEHが当たり前となってくると考えられます。
そのために、政府はZEH支援事業として、対象の住宅に最大150万円の補助金を出すこと、
そして蓄電システムなどの設備において最大50万円の補助金を出すことを明らかにしています。
こういった政府ぐるみの政策ZEHは、地球環境問題を解消することに繋がるほか、
家庭においてもランニングコストの削減に大きく影響するものです。

エネルギー消費量が正味ゼロならば、光熱費も正味ゼロになる可能性が高いと言えます。
生活する上で光熱費がかからないのは家計に非常に大きく影響するのではないでしょうか。
また、太陽光発電システムを設置すれば、売電気収入を得ることもできます。
光熱費がほぼかからない上、収支がプラスになるなんて嬉しい限りです。
欧州では、日本の「ZEH」よりもさらに進んだプラスエネルギー住宅が多く建設されてきています。