環境に良いことを

環境に良いことを

現代人が日々の生活の中で、私たちの身の廻りの環境のことを考えることはあるでしょうか。
戦後の日本では、近代的な生活スタイルが急激に確立されたこともあり、
人々が意識しないうちに、少しずつ環境への負荷を増大させていました。

安くて使い勝手のよい物を利用することは、生活にとっては魅力的かもしれませんが、
果たして環境にとってはどのような影響があるのでしょうか。

脱プラの処理、廃棄物の処理に世界が困っている

ここ数年、世界中で脱プラスチック(脱プラ)の動きが加速しています。
プラスチックは基本的に自然分解がされない物質です。
海に流れ込んだプラスチックは紫外線などの外部の刺激によって
マイクロプラスチックとなって海洋中に漂ってしまいます。
これが小魚などを介して取り込まれることで、
最終的には私たち人間も含めた生態系全体への悪影響を与えてしまいます。

人工的に製造されたプラスチックを処理するためには、莫大な費用が必要です。
我が国では、特に人件費を削減する目的から、
プラスチックを始めとした各種廃棄物の処理を海外に輸出していました。
その量は年間で約150万トンとも言われています。

2017年12月には、主な輸出先であった中国が工業由来のプラスチックの輸入を停止しました。
その背景には、中国が経済成長し国内のゴミが増加したこと以外にも、
資源としてリサイクルしにくいプラスチックによって、
有害物質の焼却・不法投棄・海洋汚染といった深刻な環境問題が起こっていました。
もちろん、これらの問題点は中国以外の国でも発生していたため、
プラスチックの処理に関しては世界の環境問題として取り上げられることになりました。

脱プラ処理は製造者、使用者の地元で処理をするべき

2019年5月には、スイスのジュネーブにおいて国連環境計画会議(UNEP)が開催されました。
この会議で、「有機廃棄物の国境を超える移動およびその処分の規制に関するバーゼル条約」(いわゆるバーゼル条約)の改正案に、世界180カ国以上が合意しました。
この影響によって、日本が今後世界各国にプラスチック廃棄物を輸出することが難しくなりました。
今まで他国に処理を任せていた日本は、これから日本国内での脱プラ処理を考えていかなければならなくなったのです。
また世界で考えるだけでなく日本国内においても各都道府県での脱プラ処理をおこなっていくべきだといえます。

まず代替製品並びに廃棄物の減少を

廃プラスチックを減らすためには、
「プラスチック以外の代替製品を利用する」、「廃棄物の量を減らす」というような取り組みが必要です。
大手企業では、「プラスチックの買い物袋を有料化する」、「ストローを廃止する」、
「パッケージを紙に変える」などの取り組みがおこなわれつつありますが、さらに幅広い取り組みが求められています。

プラスチックを使った製品は、「軽量で破損しにくい」、「加工が手軽」、「食品を効果的に保護できる」
等の理由から、特に食品産業で活用されています。
一部の製品に関しては「容器包装リサイクル法」によって再生処理事業としてリサイクルがおこなわれていますが、
持ち運びしやすいペットボトルやレジ袋、テイクアウト用の容器やストローなどは
ポイ捨てされる可能性も高く、環境への負担も高いと考えられています。

プラスチックの代替製品を活用するとともに、
これらの食品廃棄物のリサイクルを無駄なくおこなうことが、
これからの日本には必要とされるのではないでしょうか。

国の政策や個人の意識を高めてできる事から始める

2017年11月には、廃プラスチックの処理対策として、環境省が緊急的な財政支援制度を創設しました。
廃プラスチックの国内処理対策としての政索ですが、
国や自治体に任せているばかりでは、これらの問題に対して対応できたとは言えません。

個人の意識を高めながら、各家庭において小さなことからでもできることをやっていくことが重要です。
日頃の行いでは「マイバッグを使用する」「紙やプラスチックを使ったダイレクトメールを断る」
などもできることのひとつです。
さらに大きなことになれば、家を建てることでも意識することができるのです。
木の家を考慮することや使われる素材をサスティナブルな物に変えるもプラスチックの利用を減らすことにつながります。
まず私たちが、よりよい環境づくりを考え意識をしながら行動、生活することから始めませんか。

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