京都市右京区「O邸リノベーション工事」~造作工事が進行中です~

「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。

森林に囲まれた京都市右京区京北町でリノベーション工事をしています。
1階が鉄骨造の木材倉庫、2階が木造住居という建物です。

既存の建物は無断熱だったので、解体後に、断熱改修を行いました。
床部分は既存床の上に根太を組み、根太の間に断熱材スタイロフォームを充填しました。

断熱材は根太間の寸法に合わせ、現場で細かくカットし、なるべく隙間が無いように敷き詰めています。

壁、天井部分にはグラスウール断熱材を充填しています。
冬場は雪も降る地域なので、断熱性能を上げ、過ごしやすい室内空間にしていきます。

今回のリノベーション工事では、林業が盛んな地域性もあり、お施主さま支給の個性的な木材を造作工事に使用します。
写真の丸太は直径約90cm~100cm、厚みは7cm以上ある大きな無垢材です。
テーブルの天板に使用します。

枝が出節で残る杉材は丸太のテーブル天板と組み合わせて使います。
径の細い北山丸太はルーバーなどになります。

先ほどの2つの木材を組み合わせ、ホールにテーブルを造作しました。
テーブル天板は支柱の杉材にはめ込んであります。
支柱の杉材と、丸太の天板には大工さんが、どちらも切り欠く加工をしています。

天板高さは、一般的なダイニングテーブルの高さと同じ約75cmの計画でした。
現場で打合せの際に、少し高い方が使いやすそうという話になり、天板高さを90cmしました。
90cmだと、立った状態でも使いやすく、ホールでちょっと一服するのにちょうど良いスタンディングテーブルになっています。

ホール部分は窓がないので、もとは自然光の入らない空間でした。
リノベーションでは、上部に天窓を取付、トップライトから光を取り入れるようにしました。
約50cm四方の天窓ですが、光が拡散して入り、ホールの印象が大きく変わりました。

ダイニングにはキッチンと組み合わせて使う収納カウンターを造作しています。
こちらはもともと和室のお部屋でした。
今は養生で隠れていますが、床は栗のフローリングを使用しています。

頻繁に買い物に行くのが難しいので、食品ストックのスペースはしっかり確保したいとのご希望でした。
ダイニンには約1畳分のパントリーを併設しています。

パントリーの中ですが、収納がしやすいように、棚を造作しています。

京都市右京区「M邸新築注文住宅」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市右京区「O邸リノベーション工事」~リノベーション工事が始まりました~

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断熱材のいろいろ

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最終更新日:2022年6月3日投稿日:2022年6月3日