京都市東山区「料理研究所武田カフェ新築工事」~上棟しました~

「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。

京都市東山区「料理研究所武田カフェ新築工事」の現場です。
構造材の手刻み加工も完了し、6月末に建て方が行われました。

今回はコンパクトな建物なので、土台敷きと同じ日に、1階の柱、梁など、できる範囲であらかじめ組みました。

建て方当日は現場にレッカーが入り、2階の床組みからスタートしました。

今回構造材は全て手刻みです。
床の構造用合板も柱や筋交いの位置に合わせて手刻みで加工をしています。

材料搬入は隣家の建物、電線などに気を付けながら慎重に行っています。

1階ですが、建物の奥行を活かし、カフェ部分の空間を広く確保しています。
カフェの前面(通路側・入口脇)には、大開口のガラス戸が入り、道路側(入口側)からの視線がここに集まります。
その空間には視線をさえぎる壁がありません。

今回は間口 (狭小)方向の壁量(構造耐力)を補う方法として、建物正面の土台、柱が二重(並列に重ねる)構造になっています。
土台、柱が二重になった壁部分には、耐力壁を3枚設置します。

強度のある構造体をつくるため、1階の梁は建物の四方を一本物の長い材料で接合しています。
奥行き方向の梁(妻側)は5メートルと6メートルの梁材を、追掛大栓継(おっかけだいせんつぎ)で継いでいます。

屋根の荷重をバランスよく1階へ伝えるため、
建物西側の梁は、二重梁で、梁の間には方杖が入っています。

料理教室として使われる2階分ですが、大きなトップライトが入ります。
建物東側は隣の建物に近いので、外壁のサイディングを内張から張ります。
そのために耐力壁を面材ではなく、筋交いで構成しています。

京都市東山区「料理研究所武田カフェ新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市東山区「料理研究所武田カフェ新築工事」~構造材を手刻みで加工しています~

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最終更新日:2022年7月8日投稿日:2022年7月8日