京都市右京区「北嵯峨の家新築工事」~外壁の焼杉板張り~

「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。

「北嵯峨の家(O邸)新築工事」では現在造作工事が進行中です。
外壁には焼杉板を使用しますが、こちらの施工も始まりました。

表面が炭化した素焼きの焼杉板(写真下の板)、表面がマットな質感の塗装の焼杉板(写真上の板)、
2種類を場所によって分けて使用します。
素焼きの板は、表面を焼き、炭化により黒くなった板です。
炭化した板は耐久性、防虫性が増します。
どことなく懐かしい風合いが魅力的ですが、表面に触れると黒い色が付きます。
塗装の焼杉板は表面を塗装した杉板で、表面に触れても色が付きにくいのがメリットです。

こちらは素焼きの焼杉板を使った部分です。
素焼きの素朴な風合いと、黒で引き締まったモダンな印象の外壁になっています。

焼杉板の継手には目板として幅3.5cmの杉板を等間隔に貼っていきます。
縦にラインが入り、コントラストのある意匠になります。
焼杉板には実(さね)がありますが、継手を目板で押える意味もあります。

今回は庭に面した部分など、動線になる部分には塗装の板、
動線にならない部分や、2階の外壁は素焼きの板を使用します。

この可愛らしいサイズの杉板は、こんなところに使用します。

建具枠と軒天の間の小さなスペースです。
手が入りにくい部分ですが、こちらも焼杉板の継手に目板を貼ります。

2階の外壁には素焼きの焼杉板を貼っていきます。
1階と縦のラインが揃うように施工します。

焼杉板の黒に、縦の杉板のラインが印象的な外観になりそうです。

京都市右京区「北嵯峨の家新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事」~瓦屋根の工事~
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事」~木を使った天井と軒天~
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事~上棟しました~」
京都市右京区「北嵯峨の家新築工事~手刻みが始まりました~」

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住宅の外装材について(焼杉板等)

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最終更新日:2023年1月20日投稿日:2023年1月20日