先日開催しました夏休み親子木工教室
台風が心配でしたが、何とか強い雨になることなく、無事開催することができました
子供さんはもちろん、お父さま、お母さまも熱心に製作されていました
大工さんにも木材のカットや製作をお手伝い頂き、皆さん思い思いの作品に近づいていきます
皆さんの作品を一部ご紹介します
木工教室でモノづくりの楽しさや、木に親しんでいただく機会になれば嬉しくおもいます。
東大阪市にて先月に上棟しました現在建築中の木造住宅の構造見学会を8/4に開催致します。
こちらのお住まいの主要構造材は島根県産材を使用しています。梁の一部は地松を柱には桧を使っています。昨今は松枯れなどでなかなか手に入りにくくなった地松の梁を実際に見ていただいく良い機会になるかと存じます。
これからお住まい作りをご検討中の方や国産材でのお住まいづくりに御興味のある方是非お待ちしております。
日程:平成30年8月4日(土)
時間:10:00~15:00
場所:東大阪市(お申し込み後詳細地図を送らせていただきます。)
※個人様のお住まいのため見学お申し込みは予約制とさせていただきます。
下記に必要事項をご記入の上お申し込み下さい。(必要事項をご記入の上FAXでもお申し込み受け付けております。)
こちらの見学会は終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。
まずアンティーク(An-tique)とは古美術や骨董品、古いものを指す言葉です。
唯一の物という語源からきています。
似たような意味合いの言葉にヴィンテージ、レトロというのもあります。
一般的にアンティークは、100年以上の歳月を経たものをさします。
単に古いというだけでなく木を手掘りして模様をつけたり、一筆一筆絵付けをおこなった手作業で作られるものもあり、美術的で審美性の高いものが多いです。
年代の特定が難しいものが一般的ですが、例えばイギリスのアンティークの一部にはレジストリ―マークと呼ばれるダイヤモンド型の印やナンバーがついています。
つまり王室御用達など身分証明のできるものです。
アンティークは同じ品でも長い年数を経て使用具合が異なるため、風合いが同じものはなく、1点もので稀少性が高いもの
です。
一方ヴィンテージとはフランス語の「vendange」が語源で、元々はワインが瓶詰された年代を表す言葉でした。
「名品」、「稀少性」といった意味合いも持ちます。
英語でのヴィンテージは「年代」を意味し、主に100年未満のものを指します。
これがアンティークとの違いです。
アンティーク家具には現在でも使われている通常の一般家具の役割を持つものから、今では作られていないものまでたくさんあります。
大きく分けて、テーブル・チェア(ソファー)、収納に分類できます。
アンティーク家具を住まいに取り入れることで日常的にエレガントな空間を創りだすことができます。
ヨーロッパでは家具を受け継ぐ伝統があり、アンティーク家具はオーク、ウォールナット、マホガニー、パインなどの上質な木で作られています。
住宅の建材で用いる自然素材に通ずるものがあります。
アンティークは少なくとも100年、なかには200年以上経過しているものもあり、残念ながら傷んでしまっているものやジャンク品が存在します。
以下で、買うときにチェックしておくべき項目を挙げます。
購入前に点検をしてもらい、壊れている箇所があってもレストア(修復)できることもあるので、事前に相談すると良いでしょう。
住居とアンティークが一体となって活きる生活空間は、優雅でいつまでも過ごしたくなるものです。
アンティーク家具を決める際は年代やテーマ性を絞る、色を揃える、材質を統一、実用性を重視するなど、それぞれの好みで選んだり、間取りを決めると良いでしょう。
ヨーロッパの美術様式は中世に始まり、ゴシック、バロック、ロココ、ヴィクトリアン、エドワーディアン、アール・ヌーヴォー、アール・デコなどの美術様式があります。
材質も複数種類あり、オーク材はくすんだ褐色で、木肌が荒いのが特徴です。
椅子や机の細い脚や彫刻に適しています。
ウォールナット材は硬く伸び縮みしないので、家具の素材にふさわしく、木目が美しいことで人気です。
マホガニー材は中南米から流入してきました。
赤褐色で重厚感があり、木目が細かく装飾を施しやすいことから高価になる傾向があります。
パイン材は北欧が主な産地で、節目が出やすく比較的近年まで好まれていませんでした。
木質が柔らかいため、カントリースタイルに適しています。
また、こうしたアンティーク家具に合わせて、蚤の市などで見つけたアンティークレース、陶磁器、小物などと合わせるとよりいっそう華やぎます。
時代の流れを感じたり、素材の一体感を見て楽しむなど、満足のいく「アンティーク(一点物)」を是非見つけてみてください。
連日の雨もようやく上がり、今週は京都市内30℃を超える暑い日になっています。
こちらの住宅はパッシブデザインの考え方を取り入れ「そよ風」を導入しています
壁、天井の断熱材、そよ風で室内の熱い空気を外部に排出している効果で、室内は外の温度と比較すると、ずいぶん過ごしやすく感じます。
「そよ風」の仕組みは
【集熱】太陽など自然エネルギーを取り込み、室内環境に活かす
【熱移動】集熱した空気をダクトで床下に送り込む
【蓄熱】床下の土間コンは大きな蓄熱容量を持ちます
【採涼】夏の夜間の放射冷却を利用する
屋根軒先から空気を取り入れたり、排出したりします。
今の時期は熱い空気を排出しており、手を当てると熱い空気が出ているのが分かります。
金属屋根で集めた空気をこちらのユニットから取り込みます。ダクトはまだ接続されていない状態です。
土間コンクリートに空気を送る部分。床吹出口から、冬は暖められた、夏は冷却された空気が出てきます。
外部の足場も取れ、完成に近づいてきました。こちらは完成見学会も予定しております。また詳細はホームページで告知させていただきます。
建物に使用される石にはさまざまな種類があります。
オシャレな外観の家を作りたい、外国のような家を作りたい、そんな時に活躍しているのが「石材」です。
石材の種類は大きく3つに分類することができます。
①火成岩
②推積岩
③変成岩
上記3種類の中にもたくさんの種類があります。
日本においてブランド石材と言われているのは30種類以上もあります。
①の火成岩に分類される代表的な石材が以下になります。
②の推積岩に分類される代表的な石材が以下になります。
③の変成岩に分類される代表的な石材が以下になります。
石は掘ってそのまま使用されるわけではありません。
形を成形したり、磨きをするなどし、建築材料として使用されます。
石材の表面仕上げの一種と知られている「小たたき」とは、びしゃん叩きした上を、さらに先の尖ったのみで細かな平行線の刻み目を付ける仕上のことです。
びしゃんとは石工事用の工具のことで、それで石材を叩き平滑に仕上げるのがびしゃん叩きです。
「小たたき」や「びしゃん叩き」以外にもバーナー仕上げや、水磨き仕上げ、本磨き仕上げがあります。
「バーナー仕上げ」は、ダイヤモンドソーと呼ばれる切削機で切り出した石材の表面を、強い火で焼くことにより石材の結晶群を剥がしておうとつの表面となる肌合いに仕上げること。
「水磨き仕上げ」とは、石材を磨く手法の一つ。
基本的に本磨き仕上げの前におこなうものです。
水磨き仕上げをすることで、少々ツヤがでます。
「本磨き仕上げ」とは、最後の磨きのこと。
これにより石材に美しいツヤが現れます。
住まいに良く使われている石種は一体どのようなものなのでしょうか。
町家でも石材はよく目にします。
そんな町家に使われている石材は古いものが多いです。
石材は新しいものよりも古いものの方が高いことがあります。
普通であれば新しいものの方が高いのではないかと思います。
しかし、石の種類、特に町家に使われている石など古い石の方が高いものです。
それは、既に採掘ができなくなってしまった石であったり、採掘量が少なくなってしまった石である事が多いためです。
又、昔の石の加工が手加工であり(手がかかっている)ために自然石に近くその風合が貴重な事もあります。
たくさん採掘されていれば、世にたくさん出回るため安いのですが、そうでない場合や、古石の色や形の古びた侘びを好まれて高い場合もあります。
宝石も同じで、採掘量が少なく仕上に手のかかったものは価値があるとされています。
町家に使用されている石材の中には、現在採掘されていない石種もあると言われています。
この事を知れば、古い石材も価値を見つけ再利用したいものですね。
風土と建築・素材
建築素材・竹
建築素材・土(左官壁塗り、版築)
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