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マイナスイオンの環境と住まいの環境の関係

マイナスイオンの環境と住まいの環境の関係

近代的過ぎる空間は気がつかないうちに私たちの体に負担をかけることがあります。
それが住宅という生活空間だったときには長時間滞在することで、大きな影響を及ぼしてしまうかもしれません。

例えば、シックハウス症候群を引き起こすことが知られているようなさまざまな化学物質です。
これらを利用した住まいに長くいるとシックハウス症候群と呼ばれる頭痛やめまいなどの症状が起こることがあります。
しかし、化学物質などから逃れようとして便利で近代的な製品を数多く利用しようとすると今度は環境への負担になってしまいます。

自分たちの体や心を健やかに保ちながらも、環境への影響を小さくした住宅を作るためにはどのような方法があるのでしょうか。

マイナスイオンとは

マイナスイオンは2002年の流行語にも選ばれた造語です。
テレビのバラエティ番組をきっかけに大きなブームになったので記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
物持ちの良いご家庭では当時発売されたマイナスイオン家電を現在でも使用されているかもしれません。

滝や森などの自然が豊かな場所に行った時になんとなく清々しい気分になったことはありませんか。
逆に、電子レンジやテレビ、パソコンなど電子機器類の近くでずっと過ごしていると疲れやだるさを感じることがあるかもしれません。
これらもマイナスイオンが関係していると考えられています。

マイナスイオンの働き

マイナスイオンの提唱者は人間がマイナスイオンに触れることで体内のイオンバランスが整うためにさまざまな病気に効果があると述べています。
ただし、これらには医学的な根拠はありません。

マイナスイオンはマウスやラットを使った研究では微生物を殺すという殺菌作用が報告されていますが、人間に対しては未知数です。

各家電メーカーも1990~2000年代にはマイナスイオンを搭載したさまざまな家電を発売し、「リフレッシュ効果がある」、「空気汚染を防止する」、「アレルギーを防止する」など様々なキーワードでPRをしていました。
マイナスイオンブームが過熱した結果、2012年には一部メーカーに対して消費者庁より景品表示法違反の措置命令が出されてしまったほどです。

マイナスイオンの健康への影響は2020年現在でもいまだ不明ですが、ブームについて改めて考えてみると「自然豊かな環境を日常生活に取り入れたい」という日本人の願望が隠れていたように思うのです。

マイナスイオンの働きを住まいに取り入れる

それでは自然豊かな環境を住まいに活かすためにはどのような方法があるのでしょうか。

マイナスイオン家電を購入しても住まい自体に化学的な製品がたくさん使われていては、せっかくの空間もあまり心地良いものにはならないでしょう。
まずは体に優しいと言われている安全性の高い昔ながらの材料を使ってみてはどうでしょうか。

例えば、これから住宅を作る予定があるときには天井・壁・床などの住まいの中でも広い面積で使われている材料を自然材料に切り替えてみると、自然本来のその温もりを実感しやすくなるかもしれません。
近年の高気密な設計で作られた住宅で化学的な材料をたくさん使用してしまうと有害な化学物質が空気中に残りやすくなってしまいます。
そうなることでいわゆるシックハウス症候群(頭痛、吐き気、湿疹など)が起こりやすくなります。

日本で古来より使用されているような自然材料には湿度を調整する機能を持つ漆喰や不快な臭いを取り除く炭など住む人にとって嬉しい機能がたくさんあるのが特徴です。
日本ならではの魅力がある自然材料もたくさんあります。
独特の風合いを活かした個性的な演出ができるのも自然材料が持つ魅力といえるでしょう。
自然材料を住まいに取り入れてみると夏は涼しく冬は暖かいという過ごしやすい空間をきっと手に入れられるはずです。

まとめ

マイナスイオンは1990~2000年代頃の日本でブームとなり2002年には流行語大賞にも選ばれました。
マイナスイオンを搭載したさまざまな家電製品が発売されましたが、人間に対する効果は未知数です。

近代的な生活環境に疲れを感じたときやシックハウス症候群のような症状に困っているときには昔からよく使われているような、自然を豊富に使った材料にこだわって今の住まいに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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