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京都市下京区 葦島珈琲様 オープンしました

京都市下京区「葦島珈琲」様、店舗の改装工事をさせていただきました。
路地奥にある建物1階の一部を改装し、コーヒー豆販売の店舗として先月オープンしました。

杉材の格子の外観です
外観

焼き板にステンレスの切り文字でロゴを施しています
黒で引きしまった店舗の雰囲気にピッタリなテイクアウト用のバッグも素敵です
焼き板

石垣加工のナラ材にもステンレスの切り文字を
なぐり加工

カウンターは無垢のタモ材で造作しました
カウンター

お店の方オススメの姉小路ブレンドをいただきました(こちらの店舗の限定商品です)
フルーティーで飲みやすいのに、後味の余韻がしっかりと楽しめる味わい。とてもおいしかったです。焙煎は三条の店舗でしているそうです。
姉小路ブレンド

店舗住所は京都市下京区永原町151(柳馬場通綾小路下ル東側路地奥)です
こちらの看板を目指して是非お立ち寄りください!!
看板

設計は「空間工房 用舎行蔵 一級建築士事務所」さんです
葦島珈琲様公式サイトはこちら→葦島珈琲様公式サイト

建築素材・竹

京都は竹の産地

京都は国内有数の竹の産地として有名です。
平安時代に中国からもたらされたと言われています。
竹はイネ科の植物で、4月中旬ごろから凄まじい速さで成長します。
ピーク時は1日に1メートル以上も伸びます。

京都の竹は品質が良いことで人気です。
山に囲まれた盆地のため、夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しい気候になることから引き締まった肉厚な竹になります。
発明王のエジソンが白熱電球を改良する時に、フィラメントの素材として八幡市男山の竹を使ったのは有名な話です。
京都に竹細工の工芸品が数多くみられるのも、京都が竹の産地であることが理由とされます。
竹本来の持ち味を生かしながら職人の手作業によって生み出される作品は、きめ細やかで美しいと定評があります。

また、観光名所としても京都の竹林は有名です。
嵯峨野の竹林の小径は風光明媚で数万本もの原生の竹を見ることができます。
夏は風でたゆたう竹の音に耳を傾け、竹林の影で涼む観光客でにぎわっています。
日向市の日向丘陵も竹林が見られる穴場です。

素材としての竹の特徴や使われ方

竹は世界で1300種類、国内だけでも600以上もの種類があると言われています。
素材としての竹は強靭で弾力性があります。
曲げたときの強度もあり、古くから釣り竿などにも使われてきました。
竹は乾燥による伸縮がほとんどありません。
成長するスピードも速いことから、木に代わる建材としても期待されていましたが、竹には弱点があります。

竹は繊維方向に割れやすく、節に強い力が加わると壊れてしまうので、加重がかかる建材には向いていません。
虫害を受けやすい素材でもあり、虫がつかないように収穫時期を工夫したり、防虫加工を施す必要があります。
日本でよくみられる竹の品種にはしぼちく、ほていちく、きっこうちく、しかくだけ、うんもんちく、まだけなどがあります。
産地によって採れる竹の種類は異なり、使用用途も変わってきます。

竹は十分に乾燥させると強固で柔軟な素材として用いることができます。
伐採の時期によって耐久性に違いが見られ、水分を多く含むと耐久性が乏しくなるため、晩秋から冬にかけての竹が有用です。
竹の使用用途は様々で、建築材の他にかご、提灯、玩具などの竹細工に使われます。
繊維質を利用した竹紙や竹酢液、竹炭などの加工品にも利用できて万能です。

建築素材としての竹

建築素材として竹は縄文時代から長く使われてきました。
竹は身近で手に入りやすく、成長のスピードも速いため不足の心配がありません。
塗り壁としての素地、竹のコンクリート、床材、すだれ、竹垣など幅広い利用方法があります。
建築材に自然素材を多く取り入れてきた頃は、竹は重要な役割を果たしてきました。
塗り壁の素地(壁下地の竹小舞)は現在和風建築の一部(伝統的建築)で使われています。
竹のコンクリートは、鉄筋コンクリートの素材である鉄が不足していた頃、鉄筋の代用品として用いられていました。
明治維新により新しい建築技術が流入し、建築素材もガラス、鉄、コンクリートが主要になってからは竹が素材として使われることは減っています。

海外では竹を建築材として使用している国があります。
インドネシアのバリ島のグリーンヴィレッジでは、自然と調和するように建物を全て竹で作っています。
椅子や机、家具などありとあらゆるものが竹でできていて、基礎部分だけは石ですが外装・内装ともに竹製です。
建材として使えない部分は紙や燃料として利用されるので、持て余す部分がないエコな素材として竹は注目されています。
中国や台湾、東南アジアでは高層ビルの建築現場の足場として竹が用いられ、世界でも竹は欠かせない存在です。

住まいの中の竹(の使われ方)

現在、建築材として合成木材や人工木材が多く使われるようになっています。
しかし一般的な住宅では自然素材を用いる場合は、無垢材の木を用いることが大半です。
耐久性の問題もあり、建物の主要な構造部分で竹を使用することはほとんどなくなりました。
それでも竹の美しい光沢と独特の外観は他の素材には取って代われない素晴らしさがあり、竹は和風建築の素材として今でも広く用いられています。

竹は主に建具やフローリング、壁などに使われています。
乾燥による伸縮が少ないため、建具を竹で作ると頑丈でズレがなく、シックでモダンな印象です。
また、竹は熱伝導性に優れていることからフローリング材としても人気があります。
竹には消臭殺菌効果もあるため、人工建材によるアレルギーやシックハック症候群などの弊害が気になる方には取り入れたい素材です。

家具の素材としても竹は人気があります。
棚、机、椅子などの大物家具や手提げかご、ざるなどの小物にも竹は使われます。
竹製品は物持ちが良く、手入れをすることで何十年でも使うことができて便利です。
しかし、この優れた素材が建築においても新しい使われ方がなされる事を願っています。

「大山崎の家」内部造作工事

外壁に焼杉板も貼られ、建物のカタチが見えてきました。
11月末頃に完成見学会も予定しています。

高低差がある土地に建つ建物なので、窓からの採光で室内は明るい空間になっています。
こちらの住宅は外断熱の施工をしています。

吹抜けのあるリビング
建物内部は断熱材と防湿フィルムで気密をとっています
リビングには薪ストーブを置く計画です

サッシュは断熱性能の良いアルミ樹脂複合窓です
内側が樹脂、外側がアルミになっています

個室部分も屋根の勾配を活かし高さのある空間に

大きな窓のある浴室には据置の浴槽が入る予定です

完成見学会の詳細が決まりましたら、ホームページでお知らせいたします!!

地松のゴロンボ 京都市右京区 木造住宅のリノベーション工事

山主さんでもあられる京都市右京区のリノベーション工事のお施主さまから、お持ちの地松を梁に使って欲しいとご要望があり大工さんに加工していただきました。


釿(ちょうな)という道具を使って丸太の表面を切り出していく作業です。

釿は独特の湾曲をした柄に刃と柄が直角になるように取り付けられています。
刃の形は地域・加工する材などにより少しずつ異なりますが、主に両刃で刃先がまっすなものと、内側に湾曲したものがあります。(竹中大工道具物語 朝倉書店出版参照)

右の2本が加工してくださっている大工さんがお持ちの釿です。

きがえしという道具を使って加工する面を少しづつ変えていきます。

どのような梁になるか楽しみです。