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京都市西京区「桂坂の家」内部下地工事

先日無事上棟しました、京都市西京区「桂坂の家」の現場です。

こちらはソーラーシステム「そよ風」を設置し、空気を循環させる仕組みを取り入れた住宅。
断熱性能や気密性能をしっかりと組み合わせ、快適な温度で過ごせる住まいになるよう工事を進めています。

現在内部の下地工事が進んでいます 勾配天井を活かしたロフトのある空間も少しずつカタチになってきました
天井下地貼り

屋根面には「そよ風」が設置され、室内の温度を快適に保つため、内部は気密シートで覆われています
換気扇

南側の開口も大きく気持ちの良い風が入ってきます 吹抜けを通して1階リビングにも光がはいる設計です
南面開口

作業用に合板が貼ってありますが、リビングは吹抜けの空間になります
吹抜け

こちらには防音室が入ります
防音室

今後も「桂坂の家」現場からご紹介させて頂きます!!

前回のブログはこちら↓↓
京都市西京区「桂坂の家」プレカット打合せ

風致地区について

風致地区とは

風致地区とは、都市の風致を維持するために定められる地区のことです。
風致地区に指定されるのは、主に都市計画区域内の住環境に優れたエリアです。
自然や歴史に関わる重要な風致を維持するため風致地区に指定し、付近の環境の調和が乱れないようにさまざまな規制が設けられています。
例えば、木々を伐採したり、森林を破壊するような行為をおこなう、高層建築物を建てることは固く禁止されています。

また、住宅建築においても、一定の規制が設けられているため、もしかしたら希望通りの家を建てることができないかもしれません。
そのため、風致地区に指定されているエリアに家を建てる場合は注意が必要です。

風致地区と比較されるのが「緑地保全地区」です。
どこが違うの?と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
双方の大きな違いは、圧倒的に緑地保全地区の方が規制が厳しいところです。
緑地保全地区は、現状を絶対に壊してはならない、現状を凍結的に保全しなくてはならない地区のことです。
それに対し風致地区は、規制されている行為をおこなわなければ、ある程度改変をおこなっても良いとされています。

また、もう一つ「景観地区」に指定されている地区があります。
景観地区は人工的な景観、いわゆる建物が対象となっているのに対し、風致地区は主に自然景観の維持が対象となっています。

京都では風致地区はどこに

京都府の風致地区は「西国風致地区」と名称が定められています。

【京都府の風致地区】

  • 日向市日向町
  • 物集女町
  • 寺戸町
  • 長岡京市粟生
  • 天神2丁目
  • 梅が丘1丁目
  • 大山崎町大山崎
  • 円明寺地区
  • 宇治(宇治、黄檗、三室戸)
  • 宇治田原

また、京都市、宇治市、宇治田原町では、別途風致地区を定めています。

【京都市の風致地区(全17地区)】

  • 相国寺
  • 鴨川
  • 上賀茂
  • 比叡山
  • 東山
  • 醍醐
  • 伏見桃山
  • 西国
  • 嵯峨嵐山
  • 西山
  • 北山
  • 紫野
  • 船山
  • 鞍馬山
  • 大原
  • 大技大原野
  • 本願寺

京都には数多くの歴史的建造物や街並み、寺社仏閣などがあります。
そのため、たくさんの地区が風致地区に指定されています。
日本の宝とも言える京都の歴史的街並みや建造物は、これからも守り続けなくてはならない存在です。
風致地区に指定されていない地区にも、古都京都らしい街並みが残されているところもあります。
新しい建造物も必要ですが、古い建造物も文化や歴史を知る上で失くしてはならないものであるといえるでしょう。

風致地区の(第一種~第三種)内容(と規制)建ぺい率、隣地後退距離、道路後退距離、屋根や外壁の色等

風致地区の始まりは大正15年にまで遡ります。
東京の「明治神宮内外苑付近地区」が初めて風致地区に指定されました。
風致地区は最近始まった制度ではなく、昔からある制度なのです。
風致地区の指定に関しては、10ha以上の地区の場合、都道府県や政令市により指定されます。
逆に10ha未満の地区であれば、市町村が指定できます。

京都では地区の特性に応じて、風致地区を第1種地域から第5種地域までの種別に分類しています。
建物の高さや建ぺい率の上限など、種別ごとに分かれています。

【第1種地域】

  • 建物の高さ 8m
  • 建ぺい率 10分の2
  • 後退距離(道路部分)3m
  • 後退距離(その他部分)2m
  • 緑地の規模 10分の4

【第2種地域】

  • 建物の高さ 10m
  • 建ぺい率 10分の3
  • 後退距離(道路部分)2m
  • 後退距離(その他部分)1.5m
  • 緑地の規模 10分の3

【第3種地域】

  • 建物の高さ 10m
  • 建ぺい率 10分の4
  • 後退距離(道路部分)2m
  • 後退距離(その他部分)1.5m
  • 緑地の規模 10分の2

【第4種地域】

  • 建物の高さ 12m
  • 建ぺい率 10分の4
  • 後退距離(道路部分)2m
  • 後退距離(その他部分)1.5m
  • 緑地の規模 10分の2

【第5種地域】

  • 建物の高さ 15m
  • 建ぺい率 10分の4
  • 後退距離(道路部分)2m
  • 後退距離(その他部分)1.5m
  • 緑地の規模 10分の2

また、風致地区内では、屋根の形状や材料、外壁仕上げや色彩などの項目においても基準が設けられています。

風致地区(の規制)は町並を整える

風致地区に指定された区域内で、住宅やその他建物の新築や増改築をおこなう場合には、定められた制限を厳守することが求められます。
周辺区域の風致と不調和にならないことや、屋根や外壁の色彩が風致に調和していることなどです。
つまり、風致地区は街並みを整えなくてはならないため、そういった細かな制限が定められているのだと解釈しましょう。

仮に風致地区において、奇抜なカラーの外壁や変わった屋根の建物があった場合、何だかそれが目立ってしまい、せっかくの景観が台無しになってしまう恐れがあります。
住環境に優れた美しい町並みを後世にまで受け継ぐためには、確かに細かな規制が必要です。
それがなければ、現在まで残っている「歴史的なもの」や「自然」が失われてしまうかもしれません。
規制に沿って町並みを整えることで、より素晴らしい地区となるのではないでしょうか。

向日市N邸「蔵の家」リノベーション 外部格子付け、内装工事が進んでいます

向日市N邸「蔵の家」リノベーション工事の現場です。

木工事も終盤、今日は外部の格子取りつけと内装工事が同時に進んでいます。

土壁の蔵の家に格子が付くと、目隠しはもちろんですが、意匠的にもとてもカッコいいです。

格子を付ける前はこんな感じ
格子前

格子を取り付ける位置を確認します
格子

細かな縦格子を調整しながら作っていきます 素材は杉材をキシラデコールで塗装したものを使用
格子組

こちらの面には格子を取り付けるための桟を作っていきます 仕上がりが楽しみです
外部格子

ロフト部分に天窓も付き、光のある空間になっています
ロフト

ロフトに繋がる階段も取付られました
階段

クロス仕上げの為に、パテ埋め処理をしていきます
内装パテ

内装仕上げ、建具が入ると、また一段と良い雰囲気になりそうです。
 

里山交流会での植林体験

先日、京都市右京区京北で里山交流会を開催しました。

明け方まで雨が降り、お天気が心配でしたが、イベント中は雨も無く、植林を行うことができました。

山の現状についてお話頂き、林業の大切さ、山を守っていく大変さについても知ることが出来ました。

今年は子供さんの参加も多く、夢中に土を掘り苗木を植えている姿が印象的でした。

シイタケを原木から収穫したり、山菜取りも経験し、里山での生活の一部に触れることができました。

里山交流会での一日が子供さんにとっても良い経験になれば嬉しく思います。

会場での受付風景です。
受付風景

植林を行う山に向かいます。鹿、イノシシ対策で植林する部分にはネットが貼られています。
山に向かう

これから行う植林の説明を聞きます。
レクチャー

私自身、小さい子が一緒だったので、少し心配でしたが、スタッフの方のサポートもあり、楽しく植林できました。
子供2

一所懸命土を掘ります。道具を使っていますが、根っこや石が出てきてなかなかスムーズにはいきません。そんな時はスタッフの方に根っこを切ってもらいます。
子供

斜面にどんどん苗木が植えられます。植林後、斜面を見ると達成感が。これから約30年、この山で木が育ちます。
植林

今回植林した苗木は最終、磨かれ、建築材になります。
倉庫の中

お昼は、地元の鹿肉、アユ、シイタケをバーベキューでいただきました。
バーベキュー

山と樹木と山菜について(里山に遊ぶ)

植林の事(杉、桧の植林)

人工林で植えられている杉や桧は建物に欠かすことのできない建材です。
土台から柱、梁そして内装材まで幅広く使わています。
日本の林業の主役とも言える「杉」と「桧」。
現在、杉や桧は各地の里山にたくさんの苗木が植えられています。
その中でも特に杉は数多く植えられており、又安価で優れた性質を持っていることから、住宅建材の主流となっています。

日本の国土面積の約7割を締めている森林面積のうち、人の手により植林された森林面積は約4割です。
植林は、木材の生産のためにおこなう「産業植林」と環境保全のための「環境植林」の2種類あります。
建材やさまざまな製品の原料とするには、たくさんの杉や桧が必要です。
ただ、植林でも環境保全のためにおこなわれる環境植林もあります。

日本においての植林は、戦後におこなわれた「拡大造林政策」から始まりました。
戦後の復興のためにたくさんの木材が使われたため、木材不足となりました。
荒れてしまった里山に木々を取り戻すため、針葉樹が数多く植林されました。
ただ、植林した木々が成長するまでの間も大量の木材が必要となったため、外国製の木材を輸入せざるをえませんでした。
その結果、安価な輸入木材の需要が高まり、国内の林業業界全体が窮地に追い込まれることになってしまいました。
廃業した林業会社もたくさんあり、その会社が持っていた山が放置され荒れてしまう、悪循環が続きました。

現在でも輸入木材の需要は高いままですが、里山に杉や桧を植えたりと植林活動にたいする意識は、高くなっています。
又、国産材の活用も30%を超えるくらいに回復しています。

里山の樹木はどんな樹種が(栃、柿、栗、山椒)

里山にはさまざまな種類の樹木があります。
日本の里山の樹木は主に針葉樹と広葉樹に分けることができます。
針葉樹は主に針のように細い葉を持った木を指しています。
広葉樹は平たい葉を持った木のことです。
松や杉、桧、モミ、カヤ、マキなど、細くて細かな葉を持つ針葉樹は自然のものから人工的に植林されたものまで里山で育っています。
栗や山椒、アオダモ、木蓮、桜、ブナ、ケヤキ、クスノキ、カキなど、が広葉樹です。
広葉樹もまた里山でさまざまな種類の樹木が育っています。

又、里山には杉や桧といった建築用材の人口林の木はもちろん、一見何の木なのかわからないものまでさまざまです。
里山では四季折々に花を咲かせてみを付ける樹木や、秋になると紅葉する樹木があるため、一年を通して楽しむことができます。
柿や栗は秋になると実をつけます。
里山に植えられている色づいた柿や、落ちている栗の実を拾う人々の姿は秋の風物詩ではないでしょうか。

又、香りの良い山椒の葉や実は、料理の名脇役です。
日本最古の香辛料とも言われている山椒もまた里山にあることの多い樹木です。
このような実のなる実用的な樹木が、身近にあるのは楽しいですね。

里山の山菜は

山には美しい花を咲かせたり、美味しい実のなる樹木がたくさんありますが、美味しい山菜もまたたくさん生えています。
四季折々に楽しめる山菜を求め、里山に行かれる方は多いと思います。

  • タラの芽
    山菜の王様とも呼ばれているタラの芽は、タラの木の新芽で毎年3月~4月初旬まで収穫することができます。
    山菜シーズンになると一番人気の山菜で、天ぷらや和え物にするのが一般的です。

  • ふきのとう
    2月~5月と雪解けの頃に収穫できる山菜が「ふきのとう」です。
    独特の風味を持った山菜であり、天ぷらにするとクセが抜けて美味しく食べられます。

  • コシアブラ
    天ぷらで食べると絶品と言われているのがコシアブラです。
    毎年4月~5月頃に収穫できる山菜で、ブナの木がたくさんある場所に生えている事が多いものです。

  • 青こごみ
    5月~6月初旬に収穫できる青こごみは、シダ植物の山菜です。
    サラダやお浸しなどで食べることが多いものです。

  • ゼンマイ
    3月~6月に収穫できるゼンマイは、山の崖下や急斜面に生えていることが多い山菜です。

  • 山わさび
    白っぽい色をしたわさびとして知られている山わさび。
    毎年10月~11月の秋に収穫することができます。

他にも、「ヤマウド」や「ワラビ」「カタクリ」「行者にんにく」「ハリギリ」「根曲り竹」など、里山にはさまざまな山菜が生息しています。

里山に遊ぶ(森林浴、山菜採り等)

里山には楽しい事がたくさん!
四季折々の楽しみ方がある里山にはたくさんの魅力が詰まっています。
森林浴や山菜取り、里山散策、キャンプなど大人らしい遊びができるのが魅力的です。
樹木に接することで精神的な癒しを得ることのできる森林浴は、医学的にもリラックス効果をもたらすと言われています。
日常とはかけ離れた里山に行くことだけで、恐らく癒されるのではないでしょうか。

また、里山を散策しながら山菜採りができるのも大きな魅力です。
山菜だけでなく、木々に実っている美味しい果実なども収穫できるかもしれません。
身近にある里山で遊んでみるのも良いですね。