向日市N邸「蔵の家」リノベーション工事の現場です。
木工事も終盤、今日は外部の格子取りつけと内装工事が同時に進んでいます。
土壁の蔵の家に格子が付くと、目隠しはもちろんですが、意匠的にもとてもカッコいいです。
細かな縦格子を調整しながら作っていきます 素材は杉材をキシラデコールで塗装したものを使用

こちらの面には格子を取り付けるための桟を作っていきます 仕上がりが楽しみです

内装仕上げ、建具が入ると、また一段と良い雰囲気になりそうです。
先日、京都市右京区京北で里山交流会を開催しました。
明け方まで雨が降り、お天気が心配でしたが、イベント中は雨も無く、植林を行うことができました。
山の現状についてお話頂き、林業の大切さ、山を守っていく大変さについても知ることが出来ました。
今年は子供さんの参加も多く、夢中に土を掘り苗木を植えている姿が印象的でした。
シイタケを原木から収穫したり、山菜取りも経験し、里山での生活の一部に触れることができました。
里山交流会での一日が子供さんにとっても良い経験になれば嬉しく思います。
植林を行う山に向かいます。鹿、イノシシ対策で植林する部分にはネットが貼られています。

私自身、小さい子が一緒だったので、少し心配でしたが、スタッフの方のサポートもあり、楽しく植林できました。

一所懸命土を掘ります。道具を使っていますが、根っこや石が出てきてなかなかスムーズにはいきません。そんな時はスタッフの方に根っこを切ってもらいます。

先週末、京都市左京区 下鴨で施工のお手伝いをさせていただいておりますお住まいの木材を、和歌山県の山長商店さんにお施主様と設計士さんとご一緒に見学に行きました。 当日は木の伐採もあるということで山にも見学に行きました。
ご案内いただいたこの山は山長商店さんが管理されておられる山です。手前の木々は樹齢120年程の紀州スギ、ヒノキになります。どのように手入れするかまた生えている木のどこを見ると、これは製材した際に節となって出るか、また曲がっているかなどを判断する目利きのようなポイントを教えていただきました。そしてどのように良材を選び育てて行くかを教えていただきました。

写真の先に見えている伐採箇所から我々が立っているこの場所まで伐り出した木を持って来るそうです。それにはワイヤーが必要でそのワイヤーは人が谷や尾根を歩いて4,5日程かけて通されるそうです。転げ落ちそうなくらいの急勾配ですが山の方にとってはさほでの勾配ではないそうです!!
伐採現場です。写真が少し見にくいのですが山から伐り出した木をワイヤーで吊って平場まで持ってきます。
ユンボのアームの先にチェンソーの付いている特殊な機械を付け枝をはらい4mの大きさに丸太を切ります。めったに見ることの出来ない現場と機械そしてなかなかの迫力でした。
4mにされた丸太はここからトラックに乗せ一度集積場に持って行きます。
集積所に持って行かれた材を大きさ樹種などに分けて検品し良材を工場に持って行きます。そして今回のメインのイベントであります工場で実際に現場で使用する材を見に行きます。今回は山から町への材木をご紹介させていただきました。
次回は工場での材料確認をUP致します。
向日市N邸「蔵の家」では木工事が進んでいます。
今までは物置きとして使われていた蔵なので、外部から光が入る開口はほとんどありませんでした。
居室として心地よく過ごせるよう、光の入る開口を設け風や光を建物に取りいれていきます。
断熱性能を考慮しLow-eペアガラスを使用しています。
以前あった木造増築部分が解体され、土壁の建物の姿になりました
外部に面するサッシも入っています

隣に立てかけてある木製戸があった開口部、庭へ出られるよう、掃き出しサッシが入りました

床下の断熱性能を上げる為、断熱材(スタイロフォーム)が入っています

屋根面にも断熱材を施工しています
以前は天井があった部分も、高さを活かした解放感のある空間に

ハシゴで登っていた天井裏収納が、ストリップ階段、ロフト、大きな吹抜けのあるスペースに生まれ変わっていきます。
トップライトで、一層明るい空間になるのが楽しみです。