「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市東山区で進行している「K庵」の現場より、
RCマンション1階・テナント部分の改修工事の様子をご紹介します。
お施主さまは別にお住まいをお持ちで、
この場所は寛げるリビングとして、また趣味を楽しむためのスペースとして使用される予定です。
約40㎡ほどの空間に、厨房・ラウンジ・お茶を点てられる和室を計画しています。
吟味された素材で和の設えを取り入れた空間は、
日常から少し離れ、自分の時間を豊かに過ごすための
「もうひとつの居場所」となります。
既存のテナント区画を解体でスケルトンとし、
新たに空間をつくり上げていきます。

ラウンジ部分の天井は、目透かし仕上げとしています。
使用する桧材は、大工さんが一本ずつ溝加工し、
約5ミリの溝にヤトイさね(ジョイント材)を挟むことで、目透かし天井の仕上げとしています。

先程の材を天井に取り付けるとこのような意匠になります。
実付きの材ではこのような目透かし表現は難しかったため、手加工で対応しています。
桧材は超仕上げとし、表面に程よい艶が見られます。
目透かし天井や素材使いにより、和のテイストを取り入れた落ち着きのある設えとなっています。
赤い線が見えている部分には、この後見切り材を取り付けます。

設計は I.W.A 石津渡邉建築設計事務所さまです。
以前に施工させていただいたI.W.A 石津渡邉建築設計事務所さまの施工事例はこちらをご覧ください。
京都市左京区「F邸」
今回のブログに関連するコラムはこちらをご覧ください
日本の樹・桧
京の茶の文化























