平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。
誠に勝手ながら下記日程を夏季休業とさせていただきます。
■夏季休業期間
令和7年8/9(土)8/10(日)8/11(月)・ 8/14(木)~8/18(月)
休業期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、営業開始日以降に順次ご連絡させていただきます。
皆様には大変ご不便をおかけ致します。何卒宜しくお願い申し上げます。
現場ブログでもご紹介をしております京都市右京区「F邸新築工事」ですが、
この度、お施主様のご厚意で構造見学会を開催する運びとなりました。
京都の木をふんだんに使った弊社自社設計の木楽の家です。
完成してからでは見ることが出来ない構造を見て頂ける貴重な機会となっております。
ぜひ木楽の家の構造体を現地でご体感ください。

■日時 令和7年8月30日(土)10時00分から13時まで(ご予約の状況によりましてご希望の時間帯に添えない場合はご了承下さい。)
※完全事前ご予約制とさせていただきます。また一組様ご見学時間を1時間とさせていただいております。
■見学会会場 京都市右京区(詳細住所はお申し込み後に折り返しご連絡致します。)
■申し込み締め切り 令和7年8月29日(金)17時まで
「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市内にありながら、都市の喧騒から離れた静けさと、自然・歴史の豊かさが調和する右京区──
世界文化遺産・仁和寺のほど近くに建つN邸は、「終の棲家」として計画された、木の温もりあふれる住まいです。
現在、8月の完成に向けて現場では「木製建具の吊り込み」作業が進んでいます。
建具の取り付けは、家づくりの工程の中でも最終段階にあたる大切な工程。
現場には、完成が近づいてきたことを感じさせる空気が漂っています。
N邸では、杉や桧といった国産材をふんだんに使用し、すべて職人の手仕事によるオリジナルの木製建具を採用。
無垢材でつくった建具は、建物のデザインと建具のデザインが調和し、全体的に統一された空間を形づくっています。
木製建具を使うことで、家全体のデザインや素材感と統一感が生まれ、
自然素材同士の相性も良く、落ち着いた空間を演出できます。
今回は、その建具の一部をご紹介します。
2階の居間と寝室をやわらかく仕切る格子戸は、「ケンドン式」と呼ばれる上下の溝に建具を落とし込むタイプ。
赤身杉材の持つ杢目、やさしい表情が、空間に落ち着きを与えます。
手前の小さな格子戸はエアコン前に設置するルーバー建具です。

工場で制作された建具は、現地で最終調整を行います。
建具の「つの」と呼ばれる部分をカットし、戸車の高さを調整して枠にぴったりと納めていきます。
木製建具は傷がついても削って補修したり、パーツを取り替えることができ、長く使い続けることができます。

ガラス入りの建具は重さがあるため、慎重に位置を合わせながら作業が進みます。
細部まで丁寧に調整することで、滑らかに開閉する建具となります。

桧の枠には、外から順に木製網戸、木製建具、最後に障子が入ります。

2階居間、寝室窓の内側には障子が入ります。
障子紙を通して差し込む光は、直射光とは異なり、やわらかく拡散されて空間全体に広がります。
これにより、室内が明るくなりながらも眩しすぎず、目にもやさしい自然な明るさが得られます。

玄関戸には桧の縁甲板を採用し、木の温もりとともに、縦のラインも印象的な建具になっています。

個室の窓内側には、個性的なデザインの面格子入り建具が入ります。

こちらは、和紙貼りで仕上げたフラッシュ戸。引手部分には杉を使い、木のやさしさを添えています。木は触れたときに温かみを感じやすい素材で、金属や樹脂とは異なる手触りがあります。

階段ホールと居間の間にはガラス框戸を設置。
視線が抜けることで、空間に広がりとつながりを感じられます。

設計は熊澤安子建築設計室さまです。
こちらの現場では8月2日に完成見学会を予定しています。
詳細はお知らせをご確認下さい!
令和7年8月2日(土)京都市右京区「N邸新築工事」完成見学会を開催します
関連コラムはこちらをご参照ください
木製窓サッシ、金属サッシ
襖と障子
「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
京都市右京区にて、竹内工務店の注文住宅「木楽の家」のF邸新築工事が進んでいます。
5月に地鎮祭を執り行い、ついに着工。京都の木をふんだんに使った、「京都の木の家」です。
このたび、3日間にわたる建て方工事が無事完了しました!

前日までに2日ほどかけて総勢6名の大工さんで土台廻り、基礎断熱の敷き込みを完了しました。

写真の中にちらりと写りこんでおります緑ののぼりですが、こちらは「京都府産の木」を使ったお住まいや、商業施設などを建てる際に皆様の目印になるように立てています。
弊社は、環境にやさしい地域材を使う工務店として京都府産木材認証制度(緑の工務店)に登録しております。京都府産の認証木材を使う事は、京都府の山の整備にもなり、また輸送時の二酸化炭素排出量の削減にもつながります。
京都府が進めていますひろがる京の木整備事業という補助制度やローンの優遇制度などもありますのでこちらのリンクをご参照下さい。
さて現場ですが、建て方が進むと一気に建物の大きさが分かります!そして木の良い香りします。
今回は藤田木材さんの燻煙乾燥させた京都府産の杉・桧を使っています。50~70度でゆっくり燻しているのが燻煙乾燥木材で表面が焦げ付かず割れが生じにくい、木肌の美しさを保った木材をつくることが可能です、今回は一部は柱や梁が見える真壁の部分もあり一部化粧材として使用する材料もあり、こちらの燻煙乾燥の木材でお願いしました。納材前にも弊社社長と現場監督としっかりプレカット工場まで検品にも行かせていただきました。
F邸は弊社設計施工の木の家 「木楽の家」です。建物の形状を活かした1階リビングは平面上はさほど広い空間ではないですが、下屋の勾配を活かし勾配天井として空間を広く演出しています。

他の梁とままた少し形が違うゴロン梁が見えてきます。こちらは地松を使っています。中からみるとこんな感じです。

また弊社自設計の木楽の家は屋根下地の野地板に無垢板を使用しています。

自然災害などで屋根材が傷んだり、割れたりして万が一の雨漏れなどが起こっても無垢板の場合はしっかり乾かすことにより再度利用することもできます。また杉板にも断熱性能や調湿性能があるため内部結露なども起こりにくいと言われております。
こちらの物件は構造見学会を開催する予定です。またお知らせいたします。
近日開催します木の家の完成見学会はこちらになります。「N邸新築工事」
注文建築の木造事務所の完成見学会はこちらになります。「K計画新築工事」
以前のブログはこちらをご覧下さい。
京都市右京区「F邸新築工事」工事が始まりました。
最新の京都府産材を使った施工例はこちらをご参照下さい。
京都市右京区「シン京町家」
京都市西京区「S邸」
弊社木楽の家はこちらをご参照下さい。
「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。
滋賀県大津市にて「H邸新築工事」がスタートしました。
H邸は琵琶湖沿岸の静かな住宅地にあります。
近年、自然豊かなこのエリアには、若い世代の移住者が年々増えており、子育て世代にも人気の地域です。
設計監理はA.C.E.波多野一級建築士事務所さんです。
弊社の木の建築に対する想いや、職人さんの顔が見える家づくりにご共感いただき
今までに多くのお仕事を一緒にさせていただいております。
住まい手様の想いを大切に、独自の木の家のこだわりを大切にされているお仕事を一緒にさせていただけることを今回もうれしく思います。
H邸のお施主さまは、子育て中の若いご夫婦。
1階には、リビング・ダイニングと水まわりを集約し、リビングからは外部とつながるウッドデッキも設置。
リビングと2階は、軽やかな印象のストリップ階段でつながり、上下階のつながりを感じられる空間に。
2階は、家族構成やライフスタイルの変化に対応できる可変性のある間取りを採用など、
子育て世代の方にご参考していただけるプランです。
先月、無事上棟を迎えました。
建て方当日は、1階の柱建てからスタートし、午後には2階の床組みまで完了。
美しく整った総二階の規則的な軸組が姿を現しました。

続いて、棟木の取り付けと登り梁の組み立てです。
2階は勾配天井の空間で化粧梁が見えます。

その日のうちに棟上げまで完了し、翌日には屋根仕舞いまで行うことができました。
暑い中でも手際良く丁寧に家づくりをしてくださる職人さんの仕事にいつも感激します!

外壁と屋根には、ガルバリウム鋼板を採用。
耐久性とメンテナンス性に優れ、シャープな印象を与えてくれます。
一方で、軒天には国産ヒノキの構造用合板を現しで使用し、美しい杉の化粧垂木や隅木と組み合わせることで、自然素材の温かみを外観に添えています。

1階正面には、深く張り出した庇(ひさし)を設けています。
米松(ベイマツ)材の太い桁でしっかりと支え、先端部はスチール製の柱で軽やかに支える構造です。
このスチール柱がデザイン上のアクセントとなり、大きな庇がシャープでモダンな印象となります。

庇(ひさし)がしっかりとウッドデッキ全体を覆っていることで、日差しや雨を気にせずに過ごせる実用的なスペースになっています。お子さんが夏にプール遊びをしても安心ですし、家族でのんびりと過ごすセカンドリビングとしても活躍しそうです。

破風板や鼻隠しの仕上げなど、細部の意匠が繊細に設計されており、
ひとつひとつのディテールが「木の家」ならではのあたたかみと上質さを引き立てています。

以前に施工させて頂いたA.C.E.波多野一級建築士事務所さんのお住まいです。
京都市北区「K邸新築工事」
京都市西京区「W邸新築工事」
宇治の家
今回のブログに関連した記事はこちらをご覧ください
木の家の無垢材の使われ方
住まいの木の使われ方と適材適所