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築29年の住宅リノベーション工事 ②

現場で大工さんが木工事中です。
壁も立ち上がり、室内の形が見えてきました。

階段
前回は工事用の梯子がかかっていた吹抜け部分。
桧集成材の階段も完成。

造作家具
廊下部分の造作デスクと棚

打ち合わせ
キッチン部分。おさまり等、大工さんと検討していきます

外部
外部は、たたき風洗い出し。
玄関土間は、墨モルタル等で仕上げる予定です。

京町家と箱階段、水屋箪笥

京町家の階段は急な階段が多く

京町家の階段をご覧になった事はありますか。

古い住宅でも見られますが、京町家の階段はとても急なものが多いのが特徴です。
京町家はうなぎの寝床とも表現されている通り、通りから奥に細長い建物となっています。
そのため、階段は隅に追いやられる存在でした。

急勾配はもちろんのこと、幅も狭く、中には押入れなどの中に隠されていることもあります。
壁と一体型になっているものや収納と一体になった階段、箱階段もあります。

うなぎの寝床の平面を持つ京都の住まいの中ではの工夫と言って良いでしょう。

京町家の箱階段・意匠の美と、実用の美がある

京町家でよく見られる階段が「箱階段」です。
開き戸や引き戸などを用い、戸棚が仕込まれた階段のことをそう呼んでいます。

箱階段は江戸時代初期に登場しました。
収納と階段と二通りの利用方法を兼ね備えた実用性のある箱階段は先人達の知恵がしのばれています。

また、箱階段の扉には彫刻が掘られていたり、さまざまなデザイン性のあるものもあります。
意匠の美と実用性の美、それが一体となっています。

現在では階段下収納が主流となっていますが、「和」の家には階段下収納よりも見せる箱階段がとても良く似合います。

水屋箪笥も京町家の意匠の一つ

京町家の意匠は箱階段だけではありません。
「水屋箪笥」もまた京町家の意匠の一つです。

水屋箪笥とは食器棚のことです。
京町家の台所は通り庭と呼ばれる土間にあることが多く、水屋箪笥はその周辺に置かれていることが多いものです。

水屋箪笥は長い年月、暮らしの中で使い磨かれながら大切にされてきました。
京町家の一空間を引き締めるその雰囲気は作り手である職人の思いが込められているものです。

水屋箪笥の構造は、角材の組枠「框組(かまちぐみ)」に板を張って用いられています。
背の高いものは、上下2段に分離できるものもあります。
今も町家の大事な一品として存在感を増しています。

京町家の新築でも箱階段や水屋箪笥がなくてはならない意匠

箱階段や水屋箪笥は京町家でずっと使われてきたものであり、京町家の意匠としてもになくてはならない存在であり、京町家の歴史と文化を後世に伝えるものです。
昔の人々の知恵と職人の技術により誕生した箱階段や水屋箪笥は、京町家では現在も健在です。

京町家を訪れると今でも箱階段や水屋箪笥が残されています。
完全にリノベーションされて残されていない場合もありますが、京の伝統文化を伝えるものとして今でも大切にされています。

また、実際に京町家で使われていた箱階段や水屋箪笥が販売されていることもあります。
新築の家にあえてそれらを置きたい、そう考える方も増えているようです。

最近では京町家が宿泊施設(ゲストハウス)として利用されているところも多く、箱階段や水屋箪笥は京都の町家の住文化や生活を知る上で、観光客にも人気となっているようです。

年末年始休業のお知らせ

誠に勝手ながら、弊社の年末年始休業日を下記のとおりとさせていただきます。

<年末年始休業日期間>
2017年12月29 日(金)~2018年1月4日(木)

2018年1月5日(金)より、通常業務を開始します。
休業中のお問い合せにつきましては、2018年1月5日(金)以降に対応させていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞ、ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。

木造住宅リノベーション工事の引き渡し

先日、木造住宅のリノベーション工事が完了し、引き渡しをさせていただきました。

建物は築約50年。お施主様のご両親が生活していた大切なお住まいを

住み継がれていくため、工事を行なわれました。

断熱材が入っていた箇所もあったのですが気密などがほとんどなく冬はとても寒く、夏はとても暑いとおしゃっていたので

今回新たに改修させれいただいたお部屋の外壁部、天井裏には断熱材を充填し、窓はインナーサッシと新設したサッシはLow-eペアガラスの樹脂アルミの混合サッシにしました。

以前は聚楽壁で畳みの和室だった2階は杉の床に壁はタナクリーという漆喰の塗り壁で仕上げました。

2階洋間

1階キッチン

なるべく自然素材でというご要望だったので可能なところは自然素材を使用しました。
こちらは前回のブログで素材を紹介させていただいてます。ご参考になさって下さい。⇒住まいと自然素材

机
写真はお父様が使っていた文机です。
今回の工事の際に大工さんが削って、塗装を施し、テーブルに生まれ変わりました。

世代を超え大切な物を使い続けていく。

こういった想いを仕事する仲間と共有し、家づくりをしていきたいと改めて感じました。