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京都市左京区「Y邸新築工事」~基礎暖房工事~

「京都の木の家」「注文住宅」の竹内工務店ブログです。

京都市左京区岩倉で「Y邸新築工事」をしています。
街中の喧騒から離れた山の麓、すぐそばに木々の息吹を感じることができるロケーションで、
一年を通して市内より外気温が数度低いです。

「Y邸新築工事」は床部分(基礎スラブ内に)暖房を取り入れた計画になっています。

基礎床暖房はコンクリートの蓄熱容量が高いことを活かして、床全体を暖める仕組みです。
暖房の立上りはゆっくりですが、一度暖まると、コンクリートの蓄熱容量が高いので建物全体が柔らかく暖まります。
基礎スラブコンクリートの中に不凍液が通るパイプを設置しますので、通常の基礎工事の施工と幾分違ったが所があります。

こちらは捨てコンクリートの上に、断熱材を敷いたところです。
基礎床暖房の熱損失を少なく効率を良くするための工夫がされています。

配筋後、コンクリート打設前に、黄色いポリブテン管を建物全体に敷き詰めます。
今回は玄関土間以外は全て基礎スラブに床暖房が入ります。
ポリブテン管の中を温められた不凍液が通り、床下全体をじんわりと暖めます。

ポリブテン管は写真のように敷設しています。
今回は基礎暖房専用ヒートポンプユニットから不凍液が循環するように設置し、
使用場所ごとに系統を分けて、スイッチで制御します。

居室だけでなく、浴室、トイレ部分も含め、人の足が触れる部分の床下に全面に暖かい不凍液が通る管を敷き詰めています。

ポリブテン管は15cmピッチで設置していきます。
立ち上がりのない基礎形状で、床下もありませんので、設備配管や、アンカーボルトなどはこの段階で位置を決め、設置をしています。

基礎暖房のポリブテン管、アンカーボルト、設備配管設置後に、基礎コンクリートの打設をします。
こちらの基礎の上にコルクタイル、鉄平石を直貼りし、床仕上げとなります。

設計は横内敏人建築設計事務所さまです。

京都市左京区「Y邸新築工事」のブログ記事はこちらをご覧ください。
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