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宮川町の家・京町家リノベーション完成

2017.5.2

宮川町の家・京町家リノベーション完成

 

昨年来建物の改築工事をしていた宮川町の家・京町家リノベーションが完了し引渡をしました。

建物の工事は、昨年から本格的な揚げ前工事をして建物の傾きや床の高さの調整を済ませて内装工事に入っていました。

元の建物は宮川町という場所がら、お茶屋さんを営業されていたお店で、和室の続き部屋と和室の小部屋がとられている典型的な京町家の様式を持った建物でした。

京町家の粋が丸窓、下地窓や欄間の竹飾り、床柱や栃の縮み杢をもつ地板、襖柄等各和室の随所に見られ、全体的に遊び心のある設えとなっていました。

これらの特徴や良さを活かして、内装とくに左官の聚落壁塗を塗り替えて、木製建具は一部ペアガラスを入れるなりと機能的にも使い易くするのと、古建具を新しく組込み、古びた京町家の風情を保ちつつ全体の調和を計っています。

又施主のご要望で、玄関下駄箱の天板や和室の飾板には新しく桜の天板やケヤキの天板等の無垢材を使ってこの京町家リノベーション工事を完成しました。

通りの風情にもなっていた古い建物が、新しくよみがえったと近隣の方からも喜ばれています。

 

玄関と下駄箱

 

玄関脇 和室

 

1F 和室

 

シャワールーム
2F 和室
床柱と飾り束

 

 

長期優良住宅とは

家が古くなるとどうしてもさまざまな箇所がダメージを受けてしまい、住みにくくなってしまいます。
古くなった家にそのまま住み続ける方もいらっしゃいますが、多くの場合は家を壊して建替えたり引越をしようとするのではないでしょうか。
最初から丈夫に家を建てれば長期に渡って使用することができるので、家の解体などで出る廃棄物を抑制することができます。
廃棄物の排出を抑制することができれば、地球環境への負担が軽減されます。
さらに、建替えの費用がなくなるので、経済的にも負担を軽減することができます。
従来より欧米と比較して、日本の住宅の短命化が問題とされてきていました。
住宅が長命化することでより豊かな暮らしにつながります。
そこで100年住宅という提唱がされ、長期優良住宅が生まれました。

平成21年6月からは「長期優良住宅の普及促進に関する法律」が施行されました。
長期優良住宅の認定を受けると、所得税の住宅ローン控除や登録免許税の軽減などさまざまメリットを受けることができます。
しかし、もちろんどの住宅も認定を受けられるわけではありません。
長期優良住宅に必要な条件が幾つか定められています。
まずは「耐震性」です。
日本は地震大国であり、いつ建物が崩壊するような大きな地震が起こるか分かりません。
それに耐えられる家、つまり、地震に強く倒壊しにくい家であることが大切です。
次に「耐久性能(劣化対策)」です。
数世代に渡り、構造躯体が使用できることに加え、
劣化防止のために点検口を設置するなど規定があります。
他にも以下のような条件が定められています。

  • 維持管理・更新の容易性:メンテナンスや修理がスムーズにできる家であること
  • 省エネ性:地球環境にやさしいと同時に、家計にもやさしい家であること
  • 住戸面積:快適に生活できる広さが確保されている家であること
  • 環境:地域や家を建てる街並みと調和した家であること
  • 維持保全:将来を見据え、定期的に点検計画が定められていること

また、長期優良住宅に認定された家に関しては、建築当初の状況や維持保全の状況の記録を作成しなくてはなりません。
補助金については今まで長期優良住宅に出ていたのですが、現在は高度省エネ型住宅への補助金へと移行しつつあります。

これらを取りまとめたものが現在の『地域型住宅グリーン化事業』という制度であります。
こちらは中小の住宅建築会社や木材生産者、流通関連事業者などがグループを作り、木造の住宅を建築、整備した家に支援をおこなうものです。
建築物の種類によって補助金は異なりますが、こちらを受ければ基本的には上限額165万円まで支給されます。
地元産材を使用する場合20万円加算されるなど、条件によっては更に支給額が増えますのでこれから木の家を建てられる方にはお得な制度です。
CO2削減や環境保全のためにも地元産材を使用し、長期的に住める住宅が今注目されています。

モデルフォレストについて

戦後高度成長期の樹木伐採により、森林破壊が問題となっていることは周知の事実です。
日本含めて世界では地球環境の保護のために、森林を取り戻すことが大きな課題となっています。
そんな環境保全の活動の一環としておこなわれているのが、『モデルフォレスト』です。
モデルフォレストとは持続的に共存を目指して、地域ぐるみでその森林を守りながら活用していこうという取り組みです。

日本のなかでは京都がモデルフォレスト運動を推進している地域です。
京都の森林を守るために、森林関係位の団体だけでなく企業や大学とも協力してモデルフォレスト運動をおこなっています。
平成17年には『豊かな緑を守る条例』が制定され、平成18年にはモデルフォレスト運動の推進主体となる『社団法人モデルフォレスト協会』が設立されました。

京都府は75%を森林が占めています。
これ以上森林を減らさないためにも、京都の森を守り育てる運動をおこなっているのが『社団法人モデルフォレスト』です。
森林を守り育てることにより、地球温暖化防止や生物多様性の保全に繋がります。
社団法人モデルフォレストは、個人や企業、ボランティア団体などと力を合わせて京都の森を守り育てる取り組みおこなっています。

又、京都の企業などからの寄付金『森林づくり基金』を設置し、京都府内の各地で森林づくりを推進しています。
具体的な森林活動の場をあらかじめ提示し、各企業が森林づくり活動をおこなったり、京の山で育った森林資源の活用として間伐材を内装に使用したりと、地元企業と
連携し活動しています。
京都の山で育った木材を使用することにより、地域活性化や地球温暖化防止に繋がることから、京都府では他にも京都府産木材認証制度『ウッドマイレージCO2認証制度』を設けています。

当社は京都で創業した工務店です。
創業以来、今日まで京都の皆様の家や建物の建築を担ってきました。
今も地域産木材(京の木)を使ってもらって地元の山を元気にしたいと思い、植林を始め親子木工教室、木育、住育の小学校への出前授業等、
一般の方への木づかいのPR等々いろんな取組みや活動をしています。
そして、京都の山や森を皆さんと一緒に守り育てていきたいと思っています。

(建築中)O邸 建て方、上棟

O邸の工事も基礎工事が完了して、上棟にむけて土台伏せをしています。土台は、桧の4寸角材です。桧材には防蟻・防腐効果があります。(ヒバ材も同様ですが、)関西では桧材が豊富にあるので桧材を使います。

土台下には基礎パッキンを敷き、床下の通気を確保しています。

あらかじめ工場で加工された材(柱、梁材等)が現場に搬入され積まれています。

そしていよいよ建て方開始です。レッカー車で梁を吊り、1階の柱と梁を組立ててゆきます。そして次に2階の柱、梁組そして小屋組(束たて、母屋)ここで棟木(水平材)をおさめ棟上げ(上棟)となります。

後、上棟式へと移ります。祭壇を設け上棟の祭礼をし、直会へと移ります。

今まで基礎工事や一部配管工事をしていた人たちが現場で仕事をしていましたが、これからは大工職人をはじめとする大勢の人達が、現場で仕事をしてゆきます。この棟上げの場が、初めて大工さんとお施主さんとが顔を会わせる機会となります。工事関係者一同、工事の安全を祈って、各自がこのお仕事を精一杯やらせていただくことを誓い、この建物が工期通りにいい建物に仕上がることをお祈りし無事上棟式を終了しました。

RCベタ 基礎完了

建て方1

建て方2

建て方完了

上棟式